転職活動において、インターネットを通じた求人応募が一般的になりました。しかし、ネット経由の応募だからこそ気をつけるべき重要なポイントがあります。その中でも意外と見落としがちな「募集要項の保存」について詳しく解説します。
募集要項を保存する必要性
インターネットの求人情報は、掲載期間が限られていることがあります。特に人気の求人や一定期間限定で公開されるものは、採用が進んだり期間が終了したりすると、突然情報が消える場合があります。
面接や書類選考の段階で応募企業の募集要項を振り返りたい場面は多くあります。その際に、情報が消えていると困ることが多いため、必ず事前に保存しておくことが大切です。
保存方法の具体例
募集要項を確実に保存するための主な方法は以下の通りです。
① PDF形式で保存する
転職サイトや企業の採用ページは、簡単にPDFとして保存が可能です。多くの場合、ブラウザの「印刷」メニューから「PDFで保存」を選択するだけで、募集要項をそのままの形で残せます。
② スクリーンショットで保存する
スマートフォンやパソコンを利用して、画面全体または重要箇所のスクリーンショットを撮影し、画像データとして保存します。
③ WebページのHTML形式で保存する
ブラウザの「名前を付けてページを保存」機能を使い、WebページそのものをHTML形式で保存する方法です。オフライン環境でも元のページに近い形式で内容を閲覧できます。
④ クラウドサービスへの保存(Evernote、OneNoteなど)
EvernoteやOneNoteのようなクラウドノートアプリにWebページをクリップし保存する方法です。複数のデバイス間で手軽に閲覧可能になります。
4つの方法を挙げましたが、最も手軽なのは①か②だと思います。どのように保存するかで時間を掛けてしまってはもったいないので、一番楽で早い方法にしてみてください。転職活動で本来注力すべきは、書類作成だったり面接対策ですからね。
保存すべき重要なポイント
以下の情報は特に後から参照する機会が多いため、確実に保存しておきましょう。
①職務内容や求める人物像
企業が求めている仕事内容や具体的な業務範囲、役割を保存しておきましょう。記憶だけに残しておくと絶対に忘れます。断言します。
求める人物像には、応募者に期待する能力、経験、性格や価値観が書かれていることが多く、志望動機や自己PRを作成する際に当然役立ちます。
②必要な資格や経験、応募条件
資格や経験年数が応募条件として明記されている場合、後に応募の妥当性を判断する材料となります。
要するに「あの時は勢いで応募したけど、本当に応募条件満たすのか?」、「応募はしたものの可能性が低いのであれば避けた方が転職活動の効率が上がるな」と考えた時に、この情報が絶対に必要なわけです。
③勤務条件(勤務地、勤務時間、給与、福利厚生など)
これは一番大事かもしれませんね。他の情報は無かったとしても、ある程度はどうにかなるかもしれませんが、この情報が曖昧なまま選考が進み、結局内定が決まって、いざ入社してみたら全然違うといったことが起きたら最悪です。そういう人は意外といます。
④採用フローや応募期限
どういうステップで選考が進むか、応募期限か分からないまま転職活動を進てしまうと、自分のスケジュールが立てられません。仕事をしている人はとても大変ですし、他社の応募もできなくなります。ということで、この情報も当然必要不可欠です。
募集要項を保存し忘れた場合の対応方法
募集要項を保存し忘れ、すでに求人情報が削除されてしまった場合でも、どうしても内容を確認しなければならない状況は起こりえます。そのようなときは、以下の方法で募集要項の再確認を試みてください。
※このようなことが起きないように絶対保存しましょう。
①企業へ直接問い合わせる
もっとも確実な方法は、応募先の企業へ直接問い合わせることです。企業の人事担当者に対し、「お世話になっております。先日応募させていただいた〇〇と申しますが、応募時に掲載されていた募集要項の内容を改めて確認させていただけますでしょうか」と丁寧にお願いしましょう。
問い合わせの際には、下記を伝えるとスムーズです。
応募日時や応募方法(転職サイト名、企業サイトの応募フォーム、メール応募など)
応募職種名(正式な職種名称を伝える)
募集要項を再度確認したい理由
やはりこれは応募先の担当者に負担を掛けてしまいますので、本当は避けたいですが、どうしようも無い場合は聞くしかありません。電話などよりもメールやチャット等の方が良いかもしれませんね。人事担当者も情報をコピペして送れるというメリットがあるでしょうから。
②転職サイトや求人媒体に問い合わせる
転職エージェントや求人サイトを経由して応募した場合は、求人媒体側に問い合わせることも有効です。転職サイトの運営元に直接連絡を取り、「掲載終了後の募集要項の閲覧が可能か」などを尋ねることで、情報を再入手できる可能性があります。
この場合も以下の情報を伝えると、問い合わせがスムーズです。
応募した求人情報の掲載期間や応募日時
応募した職種や企業名などの詳細
応募した際に使用した自身のアカウント名や登録情報
ただ、やはり情報を貰えることを当たり前と思うのではなく、「自分の不手際で本当にすみません」という気持ちを持って連絡する姿勢が大事です。ミスは誰にもありますが、どうリカバリーするかが大切です。
まとめ
インターネット経由の求人応募において、募集要項の保存はとてもとても重要なステップです。後から情報が見られなくなるリスクを回避し、スムーズかつ先を見据えた転職活動を行うために、PDFやスクリーンショットを利用して確実に保存しましょう。
【著者プロフィールとサービス案内】
埼玉県在住。大学(経済学部)および大学院(法学研究科 修士課程)修了。人事・採用業務、求職者支援、採用コンサルティングに長年従事。現在はスキルシェアプラットフォーム「ココナラ」にて、履歴書・職務経歴書・志望動機・自己PRの作成や添削、面接対策サービスを展開。
人事実務経験を活かし、応募先が求めるポイントを的確に押さえた書類作成を行うことに定評があり、ココナラ内で1,400件以上の実績を有し、評価は星5つがほとんど。複雑なキャリアや職歴に自信がない方のサポート実績も多数あります。
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