児童精神科は、早めに相談先として考えていい

児童精神科は、早めに相談先として考えていい

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コラム
不登校になると、親は「病院に行くほどなのだろうか」と迷います。

精神科という言葉に抵抗を感じる人もいます。

「うちの子は病気なのか」
「診断をつけられてしまうのではないか」
「薬を出されるのではないか」
「本人が嫌がるのではないか」

そう考えるのは自然です。

けれど、不登校の子どもにとって、児童精神科は早めに相談してよい場所の一つです。

児童精神科を受診する最大の意味は、医学的な視点で子どもの危険な状態を見極めてもらえることです。

眠れているか。
食べられているか。
強い不安があるか。
抑うつ状態はないか。
自傷や希死念慮の危険はないか。
発達特性や感覚過敏が関係していないか。

こうしたことは、家庭だけでは判断が難しい場合があります。

親は毎日子どもを見ています。

だからこそ、変化に慣れてしまうこともあります。

「ずっと元気がない」
「昼夜逆転している」
「学校の話をすると崩れる」
「死にたいと言ったことがある」

こうした状態が続いているなら、医療の視点が必要になることがあります。

医師から、

「今は本当に大変な状態です」
「無理に学校へ戻す段階ではありません」
「しばらく休ませましょう」

とはっきり言われることで、親が安心できる場合もあります。

親が言うと甘やかしに見えることでも、医師の言葉があると、学校にも説明しやすくなります。

ただし、児童精神科は予約が取りにくいことも多いです。

数か月待ちになることも珍しくありません。

だからこそ、深刻になってから慌てて探すのではなく、早めに情報を集めておくことが大切です。

近くに児童精神科がない場合は、小児科や一般の精神科、教育相談センターに相談して、どこにつながればよいか聞いてみてもよいでしょう。

不登校は、必ずしも病気ではありません。

でも、心と体が危険な状態になっていることはあります。

児童精神科は、子どもを病人扱いするための場所ではありません。

子どもの安全を守るために、医学的な視点を借りる場所です。

相談先の一つとして、早めに考えてよいと思います。
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