面接後、評価シートに「明るくて好印象」「コミュニケーション力が高い」と書いたことはないでしょうか。
正直に言うと、これらはほとんど見極めになっていません。面接という場が得意なだけの人を、優秀だと誤認しているケースがとても多い。印象で採ると、入社後に「あれ、思っていたのと違う」で印象が裏切られます。
見極めの精度は、面接官の勘ではなく、質問の設計で上がります。3つの問いを紹介します。
問い1:「うまくいった話」ではなく「うまくいかなかった話」を聞く
成功体験は準備できます。誰でもきれいに語れる。差が出るのは失敗のほうです。
「一番うまくいかなかった仕事と、そのとき何をしたか」を聞くと、課題への向き合い方、責任の取り方、学習の仕方が一気に見えます。失敗を人のせいにする人と、自分の手で立て直した人は、ここで分かれます。
問い2:抽象的な強みを、具体的な行動に落とさせる
「リーダーシップがあります」と言われたら、止まらずにこう返す。「直近で、それを最も発揮した場面を、その時の具体的なやりとりまで教えてください」。
抽象的な自己評価は、具体に降ろせるかどうかで真偽が分かります。 本当に経験した人は細部を語れる。盛っている人は急に曖昧になります。
問い3:「なぜ前に進めたか」ではなく「なぜそうしなかったか」を聞く
選択の話を聞くとき、選んだ理由だけでなく、選ばなかった選択肢とその理由を聞く。判断の質は、何を選んだかより、何を捨てたかに出ます。考えて動く人なのか、流されて動く人なのかが見えます。
明日からできる一歩
次の面接で、評価シートに**「印象」を書く欄を一度なくしてみる。** 代わりに「具体的な行動を1つ書く」に変える。それだけで、面接の質が変わり始めます。
面接は相性を確かめる場ではなく、判断する場です。判断は、設計できます。