こんにちは。
恋愛心理アドバイザー 白浜ゆうりです。
今回は、身を焦がすほど苦しい大恋愛について。
私はたくさんの人から恋愛相談を受けるのですが、相談者にとってこの恋愛は人生で1番の大恋愛になるだろうなと感じることが時々あります。
過去形なのは、大恋愛とは関係が終わってから大恋愛だったと気づくパターンが多いからです。
振り返ってから分かる相手の存在の大きさ。
それほどまでに心を許しあった相手を失うことは、とんでもなく苦しいものです。
相手を思うだけで、涙が出て、喉がヒリヒリするくらい。
それまでの恋愛は何だったんだと思うくらい、予想もしない大きな痛みがありますよね。
お互いがお互いを強く必要とし合い、求め合う関係。
そんな大恋愛は、嫉妬や不安がつきものです。
相手の言動に気持ちを振り回されて、相手と一緒にいる限り疲れてしまうかもしれません。
それほど、気持ちに余裕がなくなるものが大恋愛だと感じます。
大恋愛は最終的に結婚でもしない限り、引き裂かれるような苦しさが最後に伴います。
「そんなに好きになれる人に出会えただけで幸せだよ」という意見がありますが、大恋愛の相手を失ったことがある人は「出会わなければよかった」と思うことでしょう。
これから先、相手なしに生きていくのが寂しすぎますよね。
相手との思い出を抱えたまま生きていくことはとても苦しいでしょう。
ふとしたときに相手を思い出し、ずっと痛みを感じるのです。
そんな人に「大恋愛できただけで幸せだよ」と簡単に言えるでしょうか?
・・・私は言えません。
その人は、一生その相手がいない隙間を抱えて生きていくのです。
大恋愛をしたことがない方は、もしかすると「そんなドラマみたいに身を焦がす恋愛をしてみたかった」と思ってしまうかもしれません。
でも、大恋愛をした人は、そんな苦しさを知らずに生きてきた人が羨ましいと思うものです。隣の芝生は青いですね。
人生経験として、失恋はより豊かな感性を身につけるために必要だと思う人もいます。
確かに、失恋からしか学べないこともたくさんあります。
「相手への感謝の気持ち、一緒にいることの尊さ」
相手を失う前に気づけていたらどれほど良かったと思うでしょう。
しかし、大恋愛をしたことがない人よりは、人生に濃い色がつくように思います。
失恋したばかりの時はなかなか理解できないかもしれません。
まだまだ思い出に変えたくないですよね。
よく分かりますよ。
でも、何十年経った後、その恋愛を振り返ったときに「あんなに一生懸命、誰かを愛したこともあったなあ」と心を温かくしてくれると思います。
切ない、苦しいだけではないのが大恋愛です。
大恋愛と大失恋を経験した人は、人としての深みが出ると私は思います。
失恋を受け入れることができず苦しんでいる方、いつでも相談室にいらしてください。
あなたの苦しみをしっかり受け止め、一緒に解決策を探します。