身内や自社スタッフに、広告マンガの制作を依頼する場合、注意しなくてはならないのは、そもそもふだん描いているマンガやイラストが広告ではないということです。
よくあるケースは、イラストなら、美少女や流行っているマンガのキャラクターを好んで描いていたり、マンガ家志望なら、雑誌マンガを意識した、独自の世界観を持つ作品を得意としているなどです。
こういったイラストやマンガは、たとえそれがとてもうまくても、そのまま使うと広告効果は落ちてしまいます。
例えば高齢者向けの商品に、萌え系美少女がドーンと描いてあったり、求人広告のイラストに、ビジュアル系バンドがずらりと並んでいるような絵を描いてしまうなど。
商品とは無関係のビジュアルがいきなり目に飛び込んでくると、それがたとえどんなにうまくても、お客様は「自分はこの商品の対象者ではない」とか「そういう会社とは合わない」などと、誤解を与えたり、拒絶反応が出てしまうことがあるのです。
ですので、広告を制作する際、そもそも「この商品の対象者はどんな人物で、どのような場面でこれを使うことを想定しているのか」ということを、発注者のあなたがしっかりと把握し、身内やスタッフの方に指示して、そこから想像をふくらませて書いてもらうのが成功の秘訣です。
「身内ならそれくらいわかるだろう」と思うかもしれませんが、ところがどっこい、予想とは全然違う絵が出来上がってきて、直してほしいとも言いづらく…といった失敗を何度も見てきました。
どんなに親しい身内でも、趣味と仕事は無関係なのです。くれぐれもご注意ください。
以下は私が作った「広告マンガ制作マニュアル」です。制作のヒントとしてご活用ください。