セミナーを終え、参加者のアンケートを開く。
自由回答には「難しかった」「分かりにくかった」という言葉が並んでいる。
次回は、内容をもっと簡単にしたほうがいいのか。
資料を作り直すべきなのか。
この判断をする前に、もう一度、回答の続きを見てみてください。
同じ言葉でも、直す場所が違う
たとえば、次のような回答があったとします。
※以下は説明用の架空の回答です。
| 自由回答の原文 | 分けて確認したい項目 |
|---|---|
| 専門用語が多く、説明が分かりにくかった | 用語の説明 |
| スライドの文字が小さく、図が分かりにくかった | 資料の見やすさ |
| マイクの音が途切れ、説明を聞き取れなかった | 音声環境 |
これを全部「内容への不満」にまとめてしまうと、文字の大きさやマイクの問題が見えなくなります。
必要なのは、似た言葉を集めることだけではありません。
何について書かれた回答なのかを分けるところまでです。
「良かった」と「困った」が、一つの回答に入ることもある
「内容は良かった。ただ、スライドの文字が小さくて読みにくかった」
この回答を「良い意見」「悪い意見」のどちらか一つへ入れると、片方の情報が落ちてしまいます。
内容の評価と、資料への指摘を分けて残す。
一つの回答に、複数の分類を付ける方法もあります。
その場合は、分類ごとの件数を足しても、回答者数とは一致しないことがあるので、集計表に数え方を添えます。
短い回答を、こちらの想像で埋めない
「分かりにくかった」とだけ書かれていたら、原因までは分かりません。
内容なのか、資料なのか、話す速さなのか。
はっきりしないものは「詳細不明」として残します。
分類先を無理に決めると、回答者が書いていない意味を付け足してしまうからです。
打ち合わせで、元の回答へ戻れる一覧にする
次回の準備会議で「資料への指摘って、具体的には何だった?」と聞かれた時。
原文をすぐ確認できれば、対応を相談しやすくなります。
整理する一覧には、次の項目を残しておくと便利です。
回答番号/原文/分類/具体的な指摘/詳細不明・要確認のメモ
「具体的な指摘」には、原文に書かれていることだけを記載します。
改善案を加える場合は、回答者の意見と混ざらないよう、別の欄へ。
自由回答の整理は、文章を短くするだけの作業ではありません。
次の担当者が、根拠を見ながら話せる形にする作業でもあります。
アンケートの回答は集まったけれど、会議までに整理する時間がない。
そうした自由回答の分類や、Excelへの一覧整理もご相談いただけます。
回答件数と、「次回の運営改善に使いたい」など整理後の使い道をお知らせください。
分類の細かさと納品する形を、着手前に相談します。
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