「LPって、何をどの順番で並べればいいの?」
LP(ランディングページ)を初めて作るとき、多くの人がこの壁にぶつかります。
デザインの前に、文章の前に、まず「構成」で詰まってしまう。白紙のページを前にして、どこから手をつければいいかわからなくなる、あの感覚。
僕も最初はそうでした。「とりあえずサービスの説明を書こう」と上から順番に埋めていったら、完成したのに全然刺さらないページになってしまって……。
あとで振り返ってみたら、原因はシンプルでした。構成の「順番」が間違っていただけだったんです。
そもそも、なぜ「構成」がそんなに大事なの?
LPを訪れるユーザーは、最初から買う気でいるわけではありません。
初めてページを開いた人の頭の中にはこんな声が流れています。
「これ、自分に関係ある?」「どこの誰が作ったの?信頼できる?」「本当に効果があるの?失敗したくない」「高くない?後悔しない?」
LPの役割は、このような疑問・不安のハードルを、上から順番に乗り越えさせること。
構成とは、読者の心理的なハードルをどの順番で解消するか、という設計図のようなものです。
どんなに素晴らしいサービスでも、いきなり「価格は〇万円です!」から始めたら、離脱されます。でも逆に、構成が整っていれば「このサービスを使いたい」という気持ちを自然に引き出せます。
LPの基本構成:6つのブロックを覚えよう
① ファーストビュー(キャッチコピー+ビジュアル)
ページを開いた瞬間に見える部分。ここで9割が決まります。
ファーストビューで大切なのは、「誰のためのページか」を一瞬で伝えることです。
❌ 悪い例:「WEBデザイン講座のご案内」
✅ 良い例:「未経験でも3ヶ月でポートフォリオが作れる。現役デザイナーが教えるオンライン講座。」
「WEBデザイン講座のご案内」は、何も伝えていません。でも「未経験でも3ヶ月で」という言葉があると、「自分でも始められるかも」とイメージが湧きます。
ポイントは"誰が"・"何ができるようになるか"・"どのくらいで" の3つを入れること。全部入れなくていいですが、少なくとも「自分のことだ」と感じてもらえる言葉が必要です。
また、ファーストビューにはCTAボタン(申し込みや問い合わせボタン)も一緒に置きましょう。「読んでいる途中で申し込みたくなった人」がスクロールせずに動ける動線を作っておくことが大切です。
② 共感・問題提起
「あなたの悩み、わかりますよ」と示すブロックです。
ここでよくやる失敗が、「当社のサービスは〇〇です」といきなりサービス説明を始めてしまうこと。まだ読者は「自分に関係あるかどうか」すら判断できていません。
まず読者の「今の悩み」を言語化してあげましょう。
こんなことで悩んでいませんか? ・独学で勉強しているけど、どこから始めればいいかわからない・Youtubeや本だけでは理解できず、一人で詰まってしまう・スクールは高すぎて踏み出せない
こういうリストを見て「あ、自分のことだ」と感じた読者は、次を読み続けてくれます。
心理学では、自分の状況を言語化してもらえることで信頼感が生まれることをラポール形成と言います。「この人(このサービス)は自分をわかってくれている」と感じてもらうことが、信頼の第一歩です。
③ 解決策の提示
「その悩み、こう解決できます」と伝えるブロック。ここで初めてサービスの説明が登場します。
ここで重要なのは、「機能の説明」ではなく「得られる未来(ベネフィット)」を語ることです。
❌ 機能説明:「週3回のオンラインレッスンがあります」
✅ ベネフィット:「週3回のレッスンで、3ヶ月後には自信を持って案件を受注できるようになります」
前者はサービスの「スペック」、後者は読者が「得る結果」です。人が購買を決める理由は「機能があるから」ではなく「自分の生活が変わるから」です。
また、サービスの特長は3〜5個に絞って、わかりやすく整理しましょう。10個も20個も並べると「結局何がいいのかわからない」と感じさせてしまいます。
この講座で得られること・デザインの基礎(配色・フォント・レイアウトの考え方)・Figmaでの実制作スキル(LPを一から作れるようになる)・仕事の取り方(ポートフォリオ作成〜案件獲得まで)
こう整理するだけで、読者は「学べる内容」をパッと把握できます。
④ 信頼・実績・証拠
「本当に効果があるの?」という疑念を解消するブロックです。
どんなに良いことを書いても、「でもこれって自分で言ってるだけじゃない?」と思う読者は必ずいます。そこで必要なのが第三者からの証拠です。
効果的な信頼要素の例数字:「累計1,200名が受講」「満足度97%」「3ヶ月で副業収入を獲得」お客様の声:具体的な変化をリアルな言葉で(「〇歳・会社員」など属性も一緒に)制作者のプロフィール:「誰が教えているのか」が見えることで安心感が生まれる
お客様の声を書くとき、「とても良かったです!」という薄い声より、「〇〇で悩んでいたけど、〇〇ができるようになった」という変化がわかる声の方がはるかに信頼されます。
心理学では、他の人が使っている・評価しているという事実が判断に影響することを社会的証明と言います。「自分だけじゃない、他の人もやってうまくいっている」という安心感が、申し込みを後押しします。
⑤ よくある質問(FAQ)
「申し込む前にこれだけ確認したい」という疑問を、先回りして解消するブロックです。
FAQがあるだけで、読者の「迷い」をひとつひとつ丁寧に取り除けます。
よくある質問の例・「パソコンが苦手でも大丈夫ですか?」→ 具体的にどうサポートするかを答える・「受講中にわからないことがあれば聞けますか?」→ サポート体制を明記・「途中でやめられますか?」→ 返金ポリシーや解約条件を正直に書く
特にお金・サポート・リスクに関する質問は必ず入れましょう。読者が「申し込みボタンを押す直前」に感じる不安は、大抵この3つに集中しています。
「なんかよくわからないし、やめておこう」という離脱のほとんどは、FAQで防げます。
⑥ CTA(行動喚起)
「次に何をすればいいか」を明確に伝える、最後のブロックです。
ここで一番やってはいけないのが、選択肢を複数用意してしまうことです。
❌ 悪い例:「申し込む/資料請求/LINEで相談/Instagramをフォロー」✅ 良い例:「まずは無料説明会に申し込む」
選択肢が多いと、人は迷って「あとで考えよう」と離脱してしまいます。これは心理学で決定回避(選択肢が多すぎると選べなくなる現象)と言われています。次のアクションは必ず1つに絞りましょう。
また、CTAボタンの文言も工夫しましょう。
❌「申し込む」(漠然としている)✅「無料説明会に申し込む(1分で完了)」(何ができるか・ハードルの低さが伝わる)
ボタンの近くに「※しつこい営業は一切ありません」「クレジットカード不要」など、最後の不安を取り除く一言を添えると、クリック率が上がります。
まとめ
LPは「どんな情報を入れるか」より、「どの順番で伝えるか」 が命です。
まずはこの6ブロックに自分のサービスの情報を当てはめてみることから始めてみてください。最初は完璧じゃなくて大丈夫。作りながら少しずつ改善していけばいい。
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