Webマーケティングを始めると、急に数字が増えます。
アクセス数
表示回数
クリック率
プロフィール閲覧
問い合わせ数
購入数
最初は
「結局、どの数字を見ればいいの?」
となりやすいんですよね。
僕も、初心者の方にはいきなり細かい指標を全部追わせません。
最初に見るのは、かなりシンプルです。
人がどこまで進んだか。
まずはこれだけで十分です。
たとえば
Xの投稿を見た
↓
プロフィールを見た
↓
サービスページを見た
↓
問い合わせた
↓
購入した
この流れの中で、どこから人数が減っているのかを見る。
数字を見る目的は
成績表を眺めることではなく
「次にどこを直すか」を決めること
です。
◆最初は4つの数字だけ見ればいい
細かい指標はいくらでもあります。
ただ、初心者ならまず
①アクセス
②クリック
③問い合わせ
④購入
この4つから始めると分かりやすいです。
たとえば、ブログからココナラへ集客しているとします。
1か月で
ブログ閲覧 1,000
ココナラへのクリック 100
問い合わせ 8
購入 3
だったとします。
この場合
「1,000PVだった」
だけではなく
どこまで進んだかを見ます。
◆「率」にすると問題が見つけやすい
人数だけでなく
簡単な割合も出してみます。
ブログ → ココナラ
100 ÷ 1,000 = 10%
ココナラ → 問い合わせ
8 ÷ 100 = 8%
問い合わせ → 購入
3 ÷ 8 = 37.5%
この数字だけで
「10%なら良い」
「8%だから悪い」
と決める必要はありません。
見るべきなのは
自分の過去と比べてどう変化したか
です。
たとえば翌月
ブログ閲覧 1,200
ココナラへのクリック 180
問い合わせ 15
購入 6
になった。
アクセスは20%増えただけですが
購入は2倍です。
この場合
「アクセスを増やした成果」
だけではなさそうですよね。
途中の導線や商品ページが改善した可能性もあります。
◆数字を見るときは「どこで減ったか」から考える
たとえば
投稿表示 50,000
プロフィール閲覧 150
サービス閲覧 60
問い合わせ 5
購入 3
だったとします。
この状態なら
サービスページを見た60人のうち
5人は問い合わせています。
購入も3件あります。
一方で
投稿を見た50,000人から
プロフィールへ来たのは150人。
ここに大きな減りがあります。
僕なら最初に
投稿 → プロフィール
を見ます。
反対に
投稿表示 10,000
プロフィール閲覧 500
サービス閲覧 250
問い合わせ 1
購入 0
なら
投稿をもっと伸ばすことより
サービスページ以降
を確認します。
同じ「売れない」でも
原因の候補は全然違います。
◆アクセスが少ないなら「集客」を見る
ブログを月に100人しか見ていない。
サービスページもほとんど開かれていない。
この状態で
料金
FAQ
商品説明
を何度も修正しても、判断できるデータが増えません。
まず
見てもらう人数を増やす
必要があります。
ここで見るのは
SEOなら
・検索表示
・検索順位
・クリック数
SNSなら
・表示回数
・プロフィール閲覧
・リンククリック
広告なら
・表示
・クリック
・費用
などです。
この段階では
「サービスページが悪い」
と決めつけません。
そもそも十分に見られていないからです。
◆アクセスはあるのにクリックされないなら「入口」を見る
たとえばブログが月3,000PV。
その記事から
サービスページへのクリックが10件。
この場合
記事自体は見られています。
ただ、次へ進む人が少ない。
そこで僕なら
記事の最後だけではなく
記事全体を見ます。
たとえば
ブログ記事では
「Web集客について解説」
している。
サービスでは
「X運用代行」
を売っている。
読者から見ると
記事とサービスがうまくつながっていない
可能性があります。
ほかにも
リンクが目立たない。
サービスの紹介が急すぎる。
何を頼めるか分からない。
クリックした先で何が分かるか書いていない。
こうしたところを確認します。
◆「こちらからどうぞ」だけでは弱いことがある
たとえば記事の最後が
サービスはこちら
だけだったとします。
読者は
「何のサービス?」
「クリックしたら営業される?」
と思うかもしれません。
そこで
Web集客のどこを改善すればいいか分からない方へ
相談内容・料金・対応範囲はこちらで確認できます
と書く。
これなら
クリックする理由
が分かります。
数字を見るときは
「クリックが少ない」
だけではなく
なぜ押す必要がないように見えているのか
まで考えます。
◆サービスページは見られているのに問い合わせがない
ここはかなり重要です。
たとえば
サービス閲覧 300
問い合わせ 2
だったとします。
この場合
人は来ています。
僕なら
購入前の不安
を確認します。
料金は分かりやすいか。
何が含まれるか分かるか。
実績はあるか。
初心者でも頼めるか。
依頼後の流れは見えるか。
何を準備すればいいか。
第6章で扱った内容ですね。
この状態で
「もっと集客しよう」
とアクセスだけ増やすと
300人が600人になるだけで
問い合わせ率がほぼ変わらない可能性もあります。
先にページを改善した方が効率的です。
◆問い合わせは来るのに購入されない
次は
問い合わせ 20
購入 2
だった場合。
ここまで来ると
広告やSEOより
提案・価格・商品設計
を見ます。
たとえば
問い合わせ内容を見ると
「投稿文10本だけお願いしたい」
という人が多い。
ところが販売しているのは
「30日間10万円の総合運用プラン」
だけ。
これだと
需要と商品がズレている可能性があります。
そこで
スポットプランを作る。
小さな依頼から始められる商品を用意する。
必要な人だけ総合プランへ案内する。
という方法も考えられます。
数字は
商品を作り直すヒント
にもなります。
◆売上だけ見ていると「なぜ売れたか」が分からない
月5万円
↓
月10万円
売上が2倍になった。
これは嬉しいですよね。
ただ
「売上が増えた」
だけでは次に再現しにくいです。
僕なら
何が変わったかを分けます。
たとえば
先月
サービス閲覧 200
購入 2
単価 25,000円
売上 50,000円
今月
サービス閲覧 200
購入 4
単価 25,000円
売上 100,000円
なら
アクセスは同じ。
購入数が増えています。
サービスページや口コミ
提案方法などの影響が考えられます。
一方で
サービス閲覧 400
購入 4
になっていたなら
購入率自体は変わっていない。
単純に集客が増えた可能性が高い。
どちらも売上10万円ですが
伸びた理由は違います。
◆売上は「人数×割合×単価」で見ると分かりやすい
難しい計算は必要ありません。
ざっくり
アクセス数
×
問い合わせ率
×
成約率
×
商品単価
と考えます。
たとえば
1,000人がサービスを見る
そのうち5%
=50人が問い合わせ
そのうち20%
=10人が購入
商品単価10,000円
なら
売上は10万円です。
ここから
売上を20万円にしたい。
そのとき
アクセスを2倍にするしかない
とは限りません。
問い合わせ率を上げる。
成約率を上げる。
平均単価を上げる。
リピートを増やす。
いくつか方法があります。
だからWebマーケティングでは
「もっと人を集める」以外にも売上を伸ばす場所がある
と考えます。
◆改善するなら「1回に1つ」が分かりやすい
数字が悪いと
タイトル変更
プロフィール変更
価格変更
サービス説明変更
サムネイル変更
全部やりたくなります。
ただ、全部一度に変更すると
次の月に数字が良くなっても
何が効いたのか分かりません。
たとえば今月は
サービスページ冒頭だけ変更。
来月は
実績の見せ方を変更。
その次は
CTAを変更。
こうすると
「どこを変えたら数字が動いたか」
を確認しやすくなります。
もちろん緊急で大きく直す必要がある場合もあります。
ただ普段の改善では
変更点を記録しておく
だけでもかなり違います。
◆僕なら簡単な改善メモを残す
高機能な分析ツールを使わなくても
最初はこれくらいで十分です。
【9月1日】
変更
サービスページ冒頭を変更
理由
誰向けか分かりにくかった
変更前
Webマーケティングをサポートします
変更後
X・ブログ・ココナラを続けているのに
問い合わせにつながらない方へ
確認する数字
サービス閲覧→問い合わせ
こう残します。
1か月後に見れば
「何を変えたっけ?」
がなくなります。
◆前月比だけで安心しない
たとえば
問い合わせ
先月 1件
今月 2件
+100%
と表示できます。
数字だけ見ると
かなり伸びています。
ただ実際には
1件増えただけです。
逆に
先月 100件
今月 110件
なら
+10%。
こちらは10件増えています。
割合だけを見ると
前者の方が大きく見えます。
だから僕は
件数と割合をセット
で見ます。
特にデータが少ない時期ほど重要です。
◆1日単位で一喜一憂しない
SNSでは特に
昨日1万表示
今日は500表示
みたいなことがあります。
そこで毎日
「投稿方法を変えよう」
となると
何が良かったのか分からなくなります。
Webマーケティングでは
短い数字も見ますが
一定期間で見る
ことも大切です。
僕なら
SNSなら7日や30日。
ブログなら月単位。
サービス販売も月単位。
など
同じ期間で比較します。
たとえば
8月1〜31日
9月1〜30日
で比べる。
この方が判断しやすいです。
◆数字が下がったから失敗とは限らない
これは覚えておいてほしいです。
たとえば
Xの表示回数が
100万
↓
30万
に下がった。
一見悪化ですよね。
一方で
プロフィール閲覧
500
↓
800
サービスクリック
50
↓
150
問い合わせ
2
↓
8
になった。
この場合
表示数は減っています。
ただ
欲しい人には届くようになった
可能性があります。
ビジネス目的のアカウントなら
インプレッションだけでは判断できません。
逆に
表示数100万
問い合わせ0
なら
数字が大きくても
目的によっては改善余地があります。
◆「伸びる投稿」と「売れる投稿」は同じとは限らない
Webマーケティングをしていると
この違いはかなり大事です。
たとえば
芸能ニュースへのコメントがバズって
50万表示。
フォロワーも100人増えた。
ところが
Webマーケティング相談には
問い合わせ0。
それなら
ビジネス的な成果は
限定的かもしれません。
一方
3,000表示しかない投稿から
サービスページに30人来て
3人相談してくれた。
こちらの方が
目的に合っている場合があります。
だから数字を見るときは
「何のための数字?」
を毎回確認します。
◆改善するときは「仮説」を1つ作る
数字を見たら
いきなり変更するのではなく
僕なら簡単に理由を考えます。
たとえば
プロフィール閲覧は多い。
サービスクリックは少ない。
そこで
【仮説】
プロフィールを見ても
どんなサービスを販売しているか分かりにくいため
次へ進んでいないのでは?
と考える。
それなら
プロフィールを変更します。
次の期間で数字を見る。
良くなれば
仮説が当たった可能性がある。
変わらなければ
別の原因を考える。
これを繰り返します。
◆Webマーケティングは「小さな実験」の連続
この感覚を持つと
数字が悪いときも
少しラクになります。
「失敗した」
ではなく
「この方法では反応が弱かった」
と考えられるからです。
タイトルAを試した。
反応が弱い。
タイトルBを試す。
プロフィールAを使った。
クリックされない。
訴求を変える。
一度で正解を当てる必要はありません。
試して
数字を見る。
修正して
また見る。
その繰り返しです。
◆初心者向け|毎月これだけ確認すればいい
最初は細かくしすぎなくて大丈夫です。
僕なら月末に
【集客】
何人に見られた?
【興味】
何人がプロフィール・ブログ・サービスへ進んだ?
【相談】
問い合わせは何件?
【購入】
何件売れた?
【単価】
平均いくらだった?
【継続】
リピーターは何人?
【改善】
今月何を変えた?
この7つだけ確認します。
◆具体例で1か月を振り返ってみる
たとえば9月が
投稿表示 80,000
プロフィール閲覧 1,200
サービス閲覧 300
問い合わせ 12
購入 5
だったとします。
先月は
投稿表示 100,000
プロフィール閲覧 700
サービス閲覧 120
問い合わせ 3
購入 1
でした。
表示回数だけなら
20%減っています。
ところが
プロフィール閲覧
700 → 1,200
サービス閲覧
120 → 300
問い合わせ
3 → 12
購入
1 → 5
です。
この状態で
「インプレッションが落ちたから失敗」
と判断するのはもったいないですよね。
僕なら
投稿の対象が絞られたことで
必要な人がプロフィールまで来る割合が上がったのでは?
という仮説を立てます。
そして
どの投稿からプロフィールへ来たか。
どんなテーマがサービス閲覧につながったか。
そこを確認します。
これが分析です。
難しい計算をすることではありません。
◆逆に「見かけの数字」が良くても注意する
たとえば
フォロワー
+1,000人
表示数
+200%
いいね
+500%
すごく見えます。
ただ
サービス閲覧
変化なし
問い合わせ
変化なし
売上
変化なし
なら
ビジネスのゴールには
まだつながっていません。
そこで
「もっと表示数を増やそう」
ではなく
新しく増えた人は誰なのか
を見ます。
商品を買う可能性のある人なのか。
同業者ばかりなのか。
キャンペーン目当てなのか。
ターゲット設定に戻ることもあります。
第2章の話につながってきます。
◆各章は全部つながっている
ここまで読んでくると
最初の話がつながってきます。
誰に売るかが曖昧なら
数字を見ても判断できない。
商品説明が弱ければ
アクセスがあっても購入されない。
集客媒体が合っていなければ
違う人ばかり集まる。
購入前の不安が残っていれば
サービス閲覧で止まる。
そして数字を見ることで
どの部分へ戻って改善すればいいか
が分かります。
Webマーケティングは
毎回新しいテクニックを追加する作業ではありません。
今あるものを見て
一番弱い場所を少しずつ強くする。
この積み重ねです。
◆第7章で一番伝えたいこと
数字は
良い・悪いを決めるためだけに見るものではありません。
次に何をするかを決めるために見ます。
だから
アクセスが下がった
=失敗
フォロワーが増えた
=成功
とは限りません。
僕が見るのは
最終的に欲しい行動へ近づいているか。
相談を増やしたいなら
相談数を見る。
購入を増やしたいなら
購入までの数字を見る。
LINE登録を増やしたいなら
登録までの動きを見る。
目的が決まれば
必要な数字も決まります。
そして
数字を見る
↓
原因を考える
↓
1つ変える
↓
また数字を見る
これを繰り返す。
この地味な作業こそ
Webマーケティングではかなり重要です。
▶最終章|初心者が最初の30日でやること
ここまで
誰に売るか
商品をどう見せるか
どこから集客するか
売れない場所をどう探すか
購入前の不安をどう減らすか
数字をどう見るか
まで進めてきました。
知識は増えました。
次に困るのが
「じゃあ明日から何をやる?」
です。
そこで最終章では
1週目
2週目
3週目
4週目
に分けて
Webマーケティング初心者が最初の30日でやること
を具体的な行動に落とし込みます。
読み終えたあと
「勉強になった」
だけで終わらず
30日間の行動予定まで作れる形
にしていきます。