第7章|数字は「増えた・減った」で終わらせない。Webマーケティングの改善方法

第7章|数字は「増えた・減った」で終わらせない。Webマーケティングの改善方法

記事
ビジネス・マーケティング
Webマーケティングを始めると、急に数字が増えます。

アクセス数
表示回数
クリック率
プロフィール閲覧
問い合わせ数
購入数

最初は

「結局、どの数字を見ればいいの?」

となりやすいんですよね。

僕も、初心者の方にはいきなり細かい指標を全部追わせません。

最初に見るのは、かなりシンプルです。

人がどこまで進んだか。

まずはこれだけで十分です。

たとえば

Xの投稿を見た
↓
プロフィールを見た
↓
サービスページを見た
↓
問い合わせた
↓
購入した

この流れの中で、どこから人数が減っているのかを見る。

数字を見る目的は

成績表を眺めることではなく
「次にどこを直すか」を決めること

です。

◆最初は4つの数字だけ見ればいい


細かい指標はいくらでもあります。

ただ、初心者ならまず

①アクセス
②クリック
③問い合わせ
④購入

この4つから始めると分かりやすいです。

たとえば、ブログからココナラへ集客しているとします。

1か月で

ブログ閲覧 1,000
ココナラへのクリック 100
問い合わせ 8
購入 3

だったとします。

この場合

「1,000PVだった」

だけではなく

どこまで進んだかを見ます。

◆「率」にすると問題が見つけやすい


人数だけでなく
簡単な割合も出してみます。

ブログ → ココナラ

100 ÷ 1,000 = 10%

ココナラ → 問い合わせ

8 ÷ 100 = 8%

問い合わせ → 購入

3 ÷ 8 = 37.5%

この数字だけで

「10%なら良い」
「8%だから悪い」

と決める必要はありません。

見るべきなのは

自分の過去と比べてどう変化したか

です。

たとえば翌月

ブログ閲覧 1,200
ココナラへのクリック 180
問い合わせ 15
購入 6

になった。

アクセスは20%増えただけですが
購入は2倍です。

この場合

「アクセスを増やした成果」

だけではなさそうですよね。

途中の導線や商品ページが改善した可能性もあります。

◆数字を見るときは「どこで減ったか」から考える


たとえば

投稿表示 50,000
プロフィール閲覧 150
サービス閲覧 60
問い合わせ 5
購入 3

だったとします。

この状態なら

サービスページを見た60人のうち
5人は問い合わせています。

購入も3件あります。

一方で

投稿を見た50,000人から
プロフィールへ来たのは150人。

ここに大きな減りがあります。

僕なら最初に

投稿 → プロフィール

を見ます。

反対に

投稿表示 10,000
プロフィール閲覧 500
サービス閲覧 250
問い合わせ 1
購入 0

なら

投稿をもっと伸ばすことより

サービスページ以降

を確認します。

同じ「売れない」でも
原因の候補は全然違います。

◆アクセスが少ないなら「集客」を見る

ブログを月に100人しか見ていない。

サービスページもほとんど開かれていない。

この状態で

料金
FAQ
商品説明

を何度も修正しても、判断できるデータが増えません。

まず

見てもらう人数を増やす

必要があります。

ここで見るのは

SEOなら

・検索表示
・検索順位
・クリック数

SNSなら

・表示回数
・プロフィール閲覧
・リンククリック

広告なら

・表示
・クリック
・費用

などです。

この段階では

「サービスページが悪い」

と決めつけません。

そもそも十分に見られていないからです。

◆アクセスはあるのにクリックされないなら「入口」を見る


たとえばブログが月3,000PV。

その記事から
サービスページへのクリックが10件。

この場合

記事自体は見られています。

ただ、次へ進む人が少ない。

そこで僕なら

記事の最後だけではなく
記事全体を見ます。

たとえば

ブログ記事では

「Web集客について解説」

している。

サービスでは

「X運用代行」

を売っている。

読者から見ると

記事とサービスがうまくつながっていない

可能性があります。

ほかにも

リンクが目立たない。

サービスの紹介が急すぎる。

何を頼めるか分からない。

クリックした先で何が分かるか書いていない。

こうしたところを確認します。

◆「こちらからどうぞ」だけでは弱いことがある


たとえば記事の最後が

サービスはこちら

だけだったとします。

読者は

「何のサービス?」

「クリックしたら営業される?」

と思うかもしれません。

そこで

Web集客のどこを改善すればいいか分からない方へ
相談内容・料金・対応範囲はこちらで確認できます

と書く。

これなら

クリックする理由

が分かります。

数字を見るときは

「クリックが少ない」

だけではなく

なぜ押す必要がないように見えているのか

まで考えます。

◆サービスページは見られているのに問い合わせがない


ここはかなり重要です。

たとえば

サービス閲覧 300
問い合わせ 2

だったとします。

この場合

人は来ています。

僕なら

購入前の不安

を確認します。

料金は分かりやすいか。

何が含まれるか分かるか。

実績はあるか。

初心者でも頼めるか。

依頼後の流れは見えるか。

何を準備すればいいか。

第6章で扱った内容ですね。

この状態で

「もっと集客しよう」

とアクセスだけ増やすと

300人が600人になるだけで
問い合わせ率がほぼ変わらない可能性もあります。

先にページを改善した方が効率的です。

◆問い合わせは来るのに購入されない

次は

問い合わせ 20
購入 2

だった場合。

ここまで来ると

広告やSEOより

提案・価格・商品設計

を見ます。

たとえば

問い合わせ内容を見ると

「投稿文10本だけお願いしたい」

という人が多い。

ところが販売しているのは

「30日間10万円の総合運用プラン」

だけ。

これだと

需要と商品がズレている可能性があります。

そこで

スポットプランを作る。

小さな依頼から始められる商品を用意する。

必要な人だけ総合プランへ案内する。

という方法も考えられます。

数字は

商品を作り直すヒント

にもなります。

◆売上だけ見ていると「なぜ売れたか」が分からない


月5万円
↓
月10万円

売上が2倍になった。

これは嬉しいですよね。

ただ

「売上が増えた」

だけでは次に再現しにくいです。

僕なら

何が変わったかを分けます。

たとえば

先月

サービス閲覧 200
購入 2
単価 25,000円

売上 50,000円

今月

サービス閲覧 200
購入 4
単価 25,000円

売上 100,000円

なら

アクセスは同じ。

購入数が増えています。

サービスページや口コミ
提案方法などの影響が考えられます。

一方で

サービス閲覧 400
購入 4

になっていたなら

購入率自体は変わっていない。

単純に集客が増えた可能性が高い。

どちらも売上10万円ですが

伸びた理由は違います。

◆売上は「人数×割合×単価」で見ると分かりやすい


難しい計算は必要ありません。

ざっくり

アクセス数
×
問い合わせ率
×
成約率
×
商品単価

と考えます。

たとえば

1,000人がサービスを見る

そのうち5%
=50人が問い合わせ

そのうち20%
=10人が購入

商品単価10,000円

なら

売上は10万円です。

ここから

売上を20万円にしたい。

そのとき

アクセスを2倍にするしかない

とは限りません。

問い合わせ率を上げる。

成約率を上げる。

平均単価を上げる。

リピートを増やす。

いくつか方法があります。

だからWebマーケティングでは

「もっと人を集める」以外にも売上を伸ばす場所がある

と考えます。

◆改善するなら「1回に1つ」が分かりやすい


数字が悪いと

タイトル変更
プロフィール変更
価格変更
サービス説明変更
サムネイル変更

全部やりたくなります。

ただ、全部一度に変更すると

次の月に数字が良くなっても

何が効いたのか分かりません。

たとえば今月は

サービスページ冒頭だけ変更。

来月は

実績の見せ方を変更。

その次は

CTAを変更。

こうすると

「どこを変えたら数字が動いたか」

を確認しやすくなります。

もちろん緊急で大きく直す必要がある場合もあります。

ただ普段の改善では

変更点を記録しておく

だけでもかなり違います。

◆僕なら簡単な改善メモを残す


高機能な分析ツールを使わなくても

最初はこれくらいで十分です。

【9月1日】

変更
サービスページ冒頭を変更

理由
誰向けか分かりにくかった

変更前
Webマーケティングをサポートします

変更後
X・ブログ・ココナラを続けているのに
問い合わせにつながらない方へ

確認する数字
サービス閲覧→問い合わせ

こう残します。

1か月後に見れば

「何を変えたっけ?」

がなくなります。

◆前月比だけで安心しない


たとえば

問い合わせ

先月 1件
今月 2件

+100%

と表示できます。

数字だけ見ると
かなり伸びています。

ただ実際には
1件増えただけです。

逆に

先月 100件
今月 110件

なら

+10%。

こちらは10件増えています。

割合だけを見ると
前者の方が大きく見えます。

だから僕は

件数と割合をセット

で見ます。

特にデータが少ない時期ほど重要です。

◆1日単位で一喜一憂しない


SNSでは特に

昨日1万表示
今日は500表示

みたいなことがあります。

そこで毎日

「投稿方法を変えよう」

となると

何が良かったのか分からなくなります。

Webマーケティングでは

短い数字も見ますが

一定期間で見る

ことも大切です。

僕なら

SNSなら7日や30日。

ブログなら月単位。

サービス販売も月単位。

など

同じ期間で比較します。

たとえば

8月1〜31日
9月1〜30日

で比べる。

この方が判断しやすいです。

◆数字が下がったから失敗とは限らない


これは覚えておいてほしいです。

たとえば

Xの表示回数が

100万
↓
30万

に下がった。

一見悪化ですよね。

一方で

プロフィール閲覧

500
↓
800

サービスクリック

50
↓
150

問い合わせ

2
↓
8

になった。

この場合

表示数は減っています。

ただ

欲しい人には届くようになった

可能性があります。

ビジネス目的のアカウントなら

インプレッションだけでは判断できません。

逆に

表示数100万
問い合わせ0

なら

数字が大きくても
目的によっては改善余地があります。

◆「伸びる投稿」と「売れる投稿」は同じとは限らない


Webマーケティングをしていると

この違いはかなり大事です。

たとえば

芸能ニュースへのコメントがバズって

50万表示。

フォロワーも100人増えた。

ところが

Webマーケティング相談には
問い合わせ0。

それなら

ビジネス的な成果は
限定的かもしれません。

一方

3,000表示しかない投稿から

サービスページに30人来て

3人相談してくれた。

こちらの方が
目的に合っている場合があります。

だから数字を見るときは

「何のための数字?」

を毎回確認します。

◆改善するときは「仮説」を1つ作る


数字を見たら

いきなり変更するのではなく

僕なら簡単に理由を考えます。

たとえば

プロフィール閲覧は多い。
サービスクリックは少ない。

そこで

【仮説】

プロフィールを見ても
どんなサービスを販売しているか分かりにくいため
次へ進んでいないのでは?

と考える。

それなら

プロフィールを変更します。

次の期間で数字を見る。

良くなれば

仮説が当たった可能性がある。

変わらなければ

別の原因を考える。

これを繰り返します。

◆Webマーケティングは「小さな実験」の連続


この感覚を持つと

数字が悪いときも
少しラクになります。

「失敗した」

ではなく

「この方法では反応が弱かった」

と考えられるからです。

タイトルAを試した。

反応が弱い。

タイトルBを試す。

プロフィールAを使った。

クリックされない。

訴求を変える。

一度で正解を当てる必要はありません。

試して
数字を見る。

修正して
また見る。

その繰り返しです。

◆初心者向け|毎月これだけ確認すればいい


最初は細かくしすぎなくて大丈夫です。

僕なら月末に

【集客】

何人に見られた?

【興味】

何人がプロフィール・ブログ・サービスへ進んだ?

【相談】

問い合わせは何件?

【購入】

何件売れた?

【単価】

平均いくらだった?

【継続】

リピーターは何人?

【改善】

今月何を変えた?

この7つだけ確認します。

◆具体例で1か月を振り返ってみる

たとえば9月が

投稿表示 80,000
プロフィール閲覧 1,200
サービス閲覧 300
問い合わせ 12
購入 5

だったとします。

先月は

投稿表示 100,000
プロフィール閲覧 700
サービス閲覧 120
問い合わせ 3
購入 1

でした。

表示回数だけなら

20%減っています。

ところが

プロフィール閲覧
700 → 1,200

サービス閲覧
120 → 300

問い合わせ
3 → 12

購入
1 → 5

です。

この状態で

「インプレッションが落ちたから失敗」

と判断するのはもったいないですよね。

僕なら

投稿の対象が絞られたことで
必要な人がプロフィールまで来る割合が上がったのでは?

という仮説を立てます。

そして

どの投稿からプロフィールへ来たか。

どんなテーマがサービス閲覧につながったか。

そこを確認します。

これが分析です。

難しい計算をすることではありません。

◆逆に「見かけの数字」が良くても注意する


たとえば

フォロワー
+1,000人

表示数
+200%

いいね
+500%

すごく見えます。

ただ

サービス閲覧
変化なし

問い合わせ
変化なし

売上
変化なし

なら

ビジネスのゴールには
まだつながっていません。

そこで

「もっと表示数を増やそう」

ではなく

新しく増えた人は誰なのか

を見ます。

商品を買う可能性のある人なのか。

同業者ばかりなのか。

キャンペーン目当てなのか。

ターゲット設定に戻ることもあります。

第2章の話につながってきます。

◆各章は全部つながっている


ここまで読んでくると

最初の話がつながってきます。

誰に売るかが曖昧なら
数字を見ても判断できない。

商品説明が弱ければ
アクセスがあっても購入されない。

集客媒体が合っていなければ
違う人ばかり集まる。

購入前の不安が残っていれば
サービス閲覧で止まる。

そして数字を見ることで

どの部分へ戻って改善すればいいか

が分かります。

Webマーケティングは

毎回新しいテクニックを追加する作業ではありません。

今あるものを見て

一番弱い場所を少しずつ強くする。

この積み重ねです。

◆第7章で一番伝えたいこと


数字は

良い・悪いを決めるためだけに見るものではありません。

次に何をするかを決めるために見ます。

だから

アクセスが下がった
=失敗

フォロワーが増えた
=成功

とは限りません。

僕が見るのは

最終的に欲しい行動へ近づいているか。

相談を増やしたいなら
相談数を見る。

購入を増やしたいなら
購入までの数字を見る。

LINE登録を増やしたいなら
登録までの動きを見る。

目的が決まれば
必要な数字も決まります。

そして

数字を見る
↓
原因を考える
↓
1つ変える
↓
また数字を見る

これを繰り返す。

この地味な作業こそ
Webマーケティングではかなり重要です。

▶最終章|初心者が最初の30日でやること


ここまで

誰に売るか
商品をどう見せるか
どこから集客するか
売れない場所をどう探すか
購入前の不安をどう減らすか
数字をどう見るか

まで進めてきました。

知識は増えました。

次に困るのが

「じゃあ明日から何をやる?」

です。

そこで最終章では

1週目
2週目
3週目
4週目

に分けて

Webマーケティング初心者が最初の30日でやること

を具体的な行動に落とし込みます。

読み終えたあと

「勉強になった」

だけで終わらず

30日間の行動予定まで作れる形

にしていきます。
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