#3. わかっているのに、やめられないのが恋というもの

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コラム
恋というのは
ずいぶん不思議なものだと思う

理屈ではとっくに答えが出ているのに
人はなかなか、その答えに従えない

会える時間は限られている
優先されているわけでもない
未来が約束されているわけでもない

それでも関係は続いていく

続けてしまう、というほうが正しいのかもしれない

冷静に見れば、選択肢はいくらでもある
離れることもできるし、やめる理由も揃っている

それなのに、人はなぜか
“続けられる理由”のほうを探してしまう

ときどきやってくるやさしさや
ふいにかけられる言葉に救われて

それだけで全部がつながっているような気がしてしまう

恋というのは、平等ではない
むしろ不均衡なまま成立していることが多い

だからこそ、どこかで気づいているのに
見ないふりをする技術だけが上手くなっていく

終わらせる理由は増えているのに
続ける理由だけが、なぜか残っていく

そういう関係を
一度も経験せずに生きる人のほうが少ないのかもしれない

だからこそ、言葉にできないまま抱えている人も多いのだと思う

もし、ひとりで整理できない感情があるのなら
それを言葉にする場所を作っておくのも
こころを成長させるひとつの手段なのかもしれない

誰にも言えない恋だから…


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