#2. 大切にされてる気がする瞬間に、また縛られる

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コラム
彼は、やさしい
やさしくされる瞬間は、常にある

ほんの少しの時間でも
ちゃんと見てくれる

その一瞬で
それまでの不安が全部なかったことになる

だからまた… 待つ…

連絡がこない時間も
会えない日が続くことも

“あのとき”の感覚が肌に残っている
その肌の感覚で
大丈夫だと思えてしまう

でもそれは
満たされているというより

満たされた“気がしているだけ”なのかもしれない

人は、強く与えられたものよりも
ときどき与えられるもののほうに
こころをつかまれる

わかりやすい安心より
不確かなやさしさのほうが

なぜか、手放しにくい

あの頃のじぶんを思い出すと、
“ちゃんと大切にされていたかどうか”よりも

“そう思えた瞬間”だけを
必死に集めていた気がする

それでも人は
その一瞬を信じてしまう

信じたいと思ってしまう

そういう感情があることを
否定できないまま

また、同じように
時間を重ねていく


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