執着を捨てると、見える世界が変わる

執着を捨てると、見える世界が変わる

記事
占い
産土神社鑑定士
開運カウンセラーの
佐藤舞由加です。

今日も雨の朝となりました。

昨日は新月だったこともあり、

今朝は少し
身体の重たさを感じています。

雨による気圧の変化も
重なっているのでしょうか。

こんな朝は、
身体の声に耳を傾けながら
ゆっくりと一日を始めたいと思います。


日本人は古くから、

祓い、清めることを
とても大切にしてきました。

水で身を清める禊。

半年の間に
知らず知らず身についた
罪や穢れを祓う大祓。

形代に罪や穢れを移し、

年の暮れには煤払いをして
家の中をきれいに整え、

新しい年を迎える。

何か新しいものを迎える前に、

まず、
いらなくなったものを祓い、

清め、
整えていく。

昔の人たちは、

そうして身も心も軽くしながら
新しい節目を
迎えてきたのですね。

けれど今、

私たちの暮らしは
あまりにも多くの物で
溢れかえっています。

欲しいと思えば、
たいていの物は手に入ります。

けれど、

物を増やし、
たくさんのものを持つことが、

そのまま幸せに
つながるわけではありません。

「こんなにたくさんの物が
本当に必要なのだろうか」

あまりにも無駄が多すぎることに、

多くの人たちが
気づき始めています。

私自身も
毎日のように
少しずつ断捨離をしています。

続けているうちに、

家の中の物も
ずいぶん少なくなってきたように感じます。

ところが、

娘の物となると
なかなかそうはいきません。

たくさん買いすぎてしまったため、

今度は何を捨てたらいいのか
わからなくなっているようです。

私が捨てようとすると

「これは捨てちゃダメ」

「これもダメ」

そんなふうに、

ひとつひとつを手に取っては
なかなか手放してくれません。

物を持ちすぎるということは、

物が増えるだけではなく、

それだけ
「手放せないもの」も
増えていくということなのですね。

人間にとって
本当に必要なものは、

ほんのわずかなものです。

仏教には、

「喜捨(きしゃ)」

という言葉があります。

喜んで、捨てる。

昔から人々は、

托鉢をする僧侶や雲水に
食べ物や金銭など、
自らの財を施してきました。

自分の手の中にあるものを、
惜しまず差し出す。

それは単に、
物を人に与えるだけではなく、

握りしめている心を
そっと放していくことでもあります。

そして禅には、

「放下(ほうげ)」

という言葉があります。

握りしめているものを、
放り下ろす。

物だけではありません。

余計な思考。

先入観。

過去の記憶。

思い込み。

自分の中につくり上げた理想。

ありすぎる欲。

そして、執着。

私たちは知らず知らずのうちに、

たくさんのものを
心の中に抱えて
生きています。

失いたくない。

離したくない。

忘れたくない。

しかし、

たくさんのものを
抱えたままでは、

せっかく良いご縁が
目の前に訪れても、

それを受け取ることができず、

次のステージへ
進むことができなくなってしまいます。

開運にも、

執着のような
重たいものはいりません。

余計な思考も、

先入観も、

過去の記憶も、

思い込みも、

自分の中につくり上げた理想も、

ありすぎる欲も、

執着も。

ひとつ、またひとつと
手放していく。

そうして、

何にもとらわれない
ニュートラルなところへ戻す。

何かを足して
新しい自分になるのではなく、

余計なものを手放しながら、

あるがままの
美しい自分の姿へと
戻っていく。

そうは言いましても、

「そんなに簡単に
手放せるものではありません」

と思われるでしょう。

忘れようとしても、
忘れられない。

諦めようとしても、
諦められない。

頭ではわかっていても、

どうしても
心がついてこない。

それもまた、
人間なのだと思います。

私は
浄土真宗本願寺派なのですが、

浄土真宗では、

煩悩を抱えた人間が
自分の力だけですべてを断ち切り、

清らかな人間になれるとは
考えません。

だからこそ、

自分の力だけで
何もかも何とかしようとせず、

阿弥陀如来さまの本願に
おまかせしていきます。

どうしても
手放せないものがあるのなら、

無理に
手放そうとしなくてもいい。

手放せない自分も、

忘れられない自分も、

そんな自分ごと、

阿弥陀如来さまに
おまかせしていく。

どうしても自分で
手放せないのなら

それでもいいのだと思います。

喜んで手放す、

喜捨。

握りしめているものを
放り下ろす、

放下。

そして、

自分の力では
どうしても手放せないものは、

おまかせする。

そうして
少しずつ執着を手放していくと、

心を覆っていたものが
静かに晴れていきます。

視界が鮮明になり、

空の青さも、

木々の緑も、

季節の花の色も、

以前より美しく
目に映るようになります。

ずっとそこにあったのに、

見えていなかったものが
見えるようになる。

今という、

とてもシンプルな現実が、

鮮やかな色彩をもって
目の前に広がっていきます。

今ここにあるものを
大切にする。

手放していくことの中に、

ほんとうの幸せを
見出すことができるのですね。

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