正しさではなく後悔しない選択

正しさではなく後悔しない選択

記事
占い
傷つくことより、自分を偽ることの方がずっと痛い。
これは多くの人が知っているはずなのに、なかなか選べないものです。

人は、心のどこかで「本当はどうしたいか」を知っている。
でもその声は、周りの期待や“正しさ”の前で、すぐに小さくなってしまう。
安全な選択の方が賢く見えるし、誰にも迷惑をかけないように思えるから。

だけど、自分を偽った選択は、静かに心を蝕んでいきます。
その痛みは、表面には出ないけれど、長く残る。
ふとした瞬間に「本当は違ったのに」という感覚が胸の奥で疼く。
それは、傷つく痛みとはまったく別の種類の痛みでもあります。

失敗するか、成功するかなんて、選んだ瞬間には誰にもわかりません。
結果はいつだって予測できない。
でも、自分の気持ちに正直であるかどうかだけは、決められます。

正直に選んだ道は、たとえ傷ついても後悔が少ない。
「私は私を裏切らなかった」という事実が、ちゃんと心を支えてくれるからです。

逆に、正しさだけで選んだ道は、うまくいかなかったときに自分を責める。
自分だけでは飽き足らず、他者や環境のせいにする事もあるでしょう。

その後悔は本当に耐えがたいもので、こういう経験は、誰であっても1度や2度はあると思います。

それくらい、なかなか「自分に正直に生きる」事が難しいのですが、「仏教の六道輪廻」をご存知でしょうか。

六道とは「迷いのある心を持つ存在が、生まれ変わりながら巡る六つの世界」のことです。
地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天――この六つをぐるぐる巡るとされています。

この“六道”は、どれも迷いがあるからこそ生まれる世界。
つまり、どれほど環境が良くても、どれほど満たされていても、心の奥には必ず不安や執着が残る。完全な安心はない世界です。

その中で“天”の世界は、一見すると楽園のように見える場所です。
一般的に人が思い浮かべる「天国」に近いイメージを持つ人もいるかもしれません。

確かに、寿命が長く、苦しみが少なく、欲が満たされ、環境も整っている。
でも、それでも、そこはまだ“迷いの世界”の一つなのです。
(ちなみに、この六道から抜け出すことを「悟り(解脱)」と呼びます。
迷いがなくなり、輪廻の外へ出るという意味です。)

つまり、どれだけ満たされていても、
「いつか終わる」という不安が必ず残る。
満たされているのに、どこか落ち着かない世界。

それが六道の天だと言われています。

私は、正しさや安全だけで選んだ人生に、これが少し似ているなと思うのです。

表面は整っていても、本音を押し殺した選択は、静かに心を蝕む。
「本当は違ったのに」という後悔が、長く残る。

だからこそ、選択の基準は
正しいかどうかじゃなくて、後悔しないかどうか。

目に見えるものではないかもしれないし、派手さもなければ誰かに理解してもらえるものでもないかもしれませんが、

未来の自分が、自分にも他者にも堂々と胸を張れる選び方をすることが、
結果よりずっと価値があるのかなと思うのです。

それでは、また!
natsu


サービス数100万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す