WordPressとWixやStudio、ペライチどちらがいい？

WordPress VS ノーコード

ホームページの制作方法は多岐にわたります。

ここでは、圧倒的シェアで知名度の高いWordPressと、Wix、ペライチ、Studioなど、ノーコードと言われるものと、どちらがいいのかという質問をよくいただきます。

結論から言ってしまうと「好み」です。

期待外れの返答で申し訳ありません。。

どちらかに確実な優位性があるならば、一方は既に淘汰されて、比較ということも起こりません。「比較」が生じるのは、とちらも一長一短があるからなのです。

では、その「好み」とは何か？

ホームページを作るなら、少なくとも両者の違い、強みと弱みは知っておくべきだと思います。

一度作ってしまったものを、後になって別のシステムに移行するのは不可能です。

後で嘆く前に、ここでは。

①メンテナンス

②構築費用

③維持費用

④後に起こり得る不安

以上４項目について深掘りしていきます。

長所と短所を徹底比較

では、ここからWordPressとノーコードの長所と短所を比較してみましょう。

①メンテナンス

WordPressは、本体、テーマ、プラグインなど、更新作業が頻繁に発生します。

作業は簡単ですが、やはり頻度が多いため面倒です。更新により「サイトが見れなくなった。どうすれば復旧できるかわからない」といったことや、PHPのバージョンアップを求められるなど、知識が着いていかないケースも起こり得ます。

一方、ノーコードは、プラットフォーム側で全て行ってくれるので、基本的にはノータッチです。ここは、初心者の方にとってはありがたいポイントですね。

②構築費用

WordPressの場合はサーバーとドメイン。

ノーコードの場合はプラットフォームの月額利用料。

これだけはどうやってもかかってしまう基本費用です。

では、構築自体の話をします。

どちらも構築をプロに依頼せずに、自分で行えば費用はかかりません。

ただ、慣れないと、どうしても素人感が出たパッとしないものになってしまいます。

趣味のアーカーブを掲載するだけのものならそれでもいいですが、商売としての運営で、訪問者（見込み客）に望むアクション（商品購入・資料請求・メルマガ・Line登録など）をとってもらうためには、それなりの見栄えと導線設計が必要になります。

構築を依頼した場合の費用は、もちろん内容や工数によって変わりますが、

WordPressのテーマ使用（部分カスタマイズ）、ノーコードどちらも同じ程度で５万円～２５万円ぐらいです。

WordPressのテーマを完全オリジナルでデザインからコーディングまですると、数倍の費用がかかります。（ざっくり言うと５０万円以上）特別、オリジナルでなければ希望が再現できないというような理由がない限り、既存のテーマを感じよくカスタマイズしたもので十分すぎると思います。

実際に多くの企業のホームページもこのように作られています。

③維持費用

WordPressは自前のサーバー（年間12,000円程度）とドメイン（年間1,500円程度）がホームページを設置する場所の確保として必要になります。月額に直すと消費税も入れて1,200円程度かかる計算になります。

一方、ノーコードは、サーバーなどを自分で用意する必要も無く、手がかからず楽です。月額費用はプランにもよりますが、満足できる機能を求めれば月額3,000円程度はかかるでしょう。

④後に起こり得る不安

WordPressは自分で用意したレンタルサーバーにアップロードする方式です。

サーバー会社の変更など、ファイルを取り出して他へ移すことが可能です。

一方、ノーコードの場合は、全てプラットフォームに依存します。

そこで作ったホームページは、独自の構成、システムを使っているため、ファイルを取り出して他へ移設することはできません。

万が一、プラットフォームがサービスを終了してしまった場合、ホームページの命もそこで尽きます。

また、そのプラットホーム内でしか運用できないという特製を持っているため、月額利用料を上げられても黙って従うしかありません。他社に乗り換えるなら、ホームページごと作り直しになってしまいます。

実際にここ数年、各社の利用料金は上がってきています。

こういった部分がノーコードの弱点ですね。

まとめ

私個人の見解になりますが、維持費が安く、都合によってサーバーの引っ越しが可能なWordPressが無難であると思います。

シェアも圧倒的に多いため、分からないことが発生しても、ネット上からたくさんの情報を得ることもできますしね。

ご相談・制作、承っております。