自動化を頼みたい気持ちはあるのに、相談文が書けないまま1ヶ月経ってしまう。見積り依頼では、これがいちばんよくある足止めです。この記事では、見積りが早く正確になる8項目と、そのままコピーして使える相談文のテンプレートを用意しました。
見積りが早く正確になる8項目
この8項目は、見積りを受ける側が最初に確認することの多い内容です。先に書いてあれば確認の往復を減らしやすく、見積りの前提をそろえやすくなります。
1. 対象のサイト・ソフト:どのモール・管理画面・ソフトが関係するか。名前が分かるだけで、受ける側は規約やAPIの有無に当たりをつけられます。
2. 現在の手順:いま人がどんな順番で何をしているか。箇条書きでも話し言葉でも構いません。ここが具体的だと、見積りの精度が最も上がります。
3. 入力データ:作業の元になるデータは何か。CSV、Excel、管理画面の表示、紙の伝票など。
4. 出力・完成形:最終的に何がどうなっていれば成功か。「この形の表ができる」「通知が届く」のように状態で書きます。
5. 件数と頻度:1回あたり何件を、どのくらいの頻度で処理するか。10件と1万件では向く手段が変わります。
6. 例外パターン:たまに起きるイレギュラーな処理。例外の量は、費用を左右する大きな要素です。
7. 実行環境:使っているPCの種類(WindowsかMacか)、作業に使うアカウントの権限など。会社のPCなら、ソフトの導入に許可が必要かも書き添えます。
8. 希望納期と予算感:目安で構いません。「未定」と書くのも立派な回答です。上限があれば、その範囲でできる案から提案できます。
このほかに、個人情報を除いたサンプルデータが1件あると、見積りはさらに早くなります。
書くときのコツは、正確さより具体性です。「たくさん」ではなく「約300件」、「たまに」ではなく「月に2〜3回」と、ざっくりでも数字にします。数字が多少ずれていても、桁が合っていれば見積りには十分役立ちます。
そのまま使える相談文テンプレート
以下をコピーして、【 】の中を埋めてください。ココナラの見積り相談やメッセージに、そのまま貼れる形にしてあります。
はじめまして。業務の自動化について見積りをお願いしたく、状況をまとめました。
1. 対象のサイト・ソフト:【例:楽天市場の管理画面とExcel】
2. 現在の手順:【例:毎朝CSVをダウンロードし、Excelに貼り付けて在庫数を確認している】
3. 入力データ:【例:注文CSVと商品リストのExcel】
4. 出力・完成形:【例:モール横断の在庫一覧が自動で更新される】
5. 件数と頻度:【例:約300商品、毎日1回】
6. 例外パターン:【例:月に数回、セット商品だけ手作業で直している】
7. 実行環境:【例:Windows 11のノートPC 1台】
8. 希望納期と予算感:【例:納期は相談したい、予算は未定】
まだ決まっていない項目は「未定」としています。まずは自動化できそうかどうかと、進め方の目安を伺えますか。
送ってはいけないもの
相談の段階で、パスワード、APIキー(システム接続用の秘密の文字列)、顧客の氏名・住所などの個人情報を送る必要は一切ありません。テンプレートにも、これらを書く欄はあえて入れていません。
契約前の段階では、社外秘の資料そのものを送る必要もありません。画面の一部を隠したスクリーンショットや、項目名だけを抜き出したメモで足ります。
制作が進んで認証情報が必要になった場合も、メッセージに直接書くのではなく、安全な受け渡し方法をその時点で相談してください。サンプルデータを添えるときは、個人情報の列を削除するか、ダミーの値に置き換えます。
送信前の最終チェック5点
1. パスワード・APIキー・顧客の個人情報が入っていないか。
2. 件数と頻度に数字が入っているか。
3. 完成形が1行で書けているか。
4. 例外を1つ以上書いたか。思い当たらなければ「思い当たらない」と書きます。それも情報です。
5. サンプルデータを添える場合、個人情報を消したかダミーに置き換えたか。
全部埋まらなくても相談していい
8項目のうち半分が「未定」でも、見積りの会話は始められます。むしろ、どの項目が分からないのかが分かること自体が、受ける側にとって重要な情報です。
このテンプレートは、私がココナラで出品している「EC業務の自動化を相談・設計します」への相談文として、そのまま使えます。30分の打合せまたはテキストでの確認と、自動化可否の診断が入口なので、埋めた8項目を貼っていただければ、可否と概算の整理に進めます。基本料金は相談・診断・要件整理の範囲で、ツール制作は別見積りです。
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