「昨日のプレゼン、なんかピンとこなかったなぁ…」
営業部のKさん(41才)は、帰りの電車の中でため息をついていた。
内容は自信があった。資料も「色は3色に絞って余白もとってスッキリさせた」と自分では納得していた。
でも、クライアントからは「資料がゴチャゴチャして見える」と言われ、思わぬダメ出し。
◆問題提起
どうして、ちゃんと基本を守ったのに、資料は伝わらなかったのか?
◆では、どうすればよかった?
実は「色数を抑える」「余白を確保する」という基本は押さえ
ていても、“色の使い方”や“余白の取り方”の心理的な効果まで
意識できていなかったのだ。
1. 色は3色以内でも、使い方が大事
たとえば「赤」を強調に使うなら、緊急や注意のイメージがつくため
使いどころが重要。
「青」は信頼感や冷静さを与えるので、経営判断に安心感を演出
したい時に効果的。
色の配置やバランスで「統一感」と「視線の誘導」を作ることが
できる。
2. 余白はただ空ければいいわけじゃない
余白が多すぎると「情報不足」と感じさせてしまうことも。
重要な部分の周囲にはしっかり余白をとり、
他の部分は詰め気味にするなど、メリハリをつけるのがポイント。
こうすることで、見る人の目が自然に重要ポイントに向かう。
3. 図解・グラフも「置き方」と「説明文」で説得力アップ
図は置けばいいというものではなく、
文字と視線の動線を考え、見やすく配置する必要がある。
シンプルな言葉での補足説明を添えることで理解が深まり
判断が早くなる。
◆Kさんの再挑戦
このポイントを意識しながら資料を見直した松井さんは、
次のクライアント訪問でこう言われた。
「この資料は分かりやすいし、説得力があるね。すぐ決めよう。」
たった数カ月で、資料の印象が大きく変わった瞬間だった。
◆まとめ
基本の配色・余白・図解のルールは資料作成の土台。
そこに心理的な意味合いとビジネス判断への影響を組み合わせて初めて、
「ただ見やすいだけじゃない、決裁を動かす資料」ができる。
勝負資料の細かい見せ方や心理的効果までサポートします。