昨日は1名様、本日は2名様の産土神社鑑定のお仕事がありました。
皆様に幸多からんことをお祈りいたします。
「神社のお札をお祀りしたいんだけど、ウチには神棚がなくて・・・」
という方がたまにいらっしゃいます。
たしかに神棚は「神様のお家」ですが、神棚がなくても気持ちはこもり、祈りは届きます。
日本では大昔から、もともと「生活のあらゆる所に神が宿る」と考えられていたので、家の中にも様々な神様をお祀りしていました。
台所には竈(かまど)神
納戸には納戸神
トイレには厠(かわや)神
という具合ですが、家中に神棚を設けるわけにもいきませんので、お札を貼ったり、ちょっとしたお供えをしたりしていたものです。
いつもいつでも、その神様の存在を意識できるようにしておくことに意味があったのでしょう。
だから、神棚がなければなくてもいいんです。
たとえばリビングのタンスや本棚の上を片づけてキレイに掃除をして、白布や半紙などのの白紙を敷いて南か東を向くようにお札をお祀りする。
それだけで十分です。
最近では100均でもナイスなアイテムを見かけます。
ちょっとオシャレですね。
こんなのも使えそう。
ばっちりサマになってます。
そこにお米、塩、水をお供えするスペースがあればなお良し。
花屋さんで買ってきた榊を生ければ、神棚の雰囲気が出ますね。
ちょうどいい場所がなければ、紙の袋にお札を入れて、柱や壁の高いところに貼っても良いでしょう。
そして毎朝、二拝二拍手一拝すれば、それだけも神様と繋がることができます。
ただ、神様は不浄を嫌うので、神棚でも神棚でなくても清浄な状態を心がけてください。
お祀りしたまま埃まみれになっていたのでは、神様の霊験は十分に期待できません。
常に清潔に保つよう掃除を忘れずに。
お供えのお米や塩や水も、「ご神気」が入っています。
お米はいつも食べるご飯として一緒に炊くとか、塩や水は衛生的に不安があるときは入浴の時に入れれば全身で神様の「気」を授かることができます。
ちなみに私は朝拝で「お米」「塩」「水」のほかに「お酒」をお供えして、その日の夕拝には全部下げてしてしまいます。
お米は次に炊くときまでとっておき、塩は入浴時の湯舟に入れたり体にすり込んだりし、水は鉢植えにあげます。
そしてお酒は・・・晩ごはんの準備中にいただいてます。
なので、いつも赤い顔して料理しています(笑)
神様へのお供えは神様の「お下がり」となりますので、できるだけありがたくいただきたいですよね。
ただし、お酒を召し上がってからの刃物の取り扱いにはくれぐれも注意してくださいね。
私は過去に2回、スライサーで指先をやっちまいました(笑)