47.「やればできる」が、つらくなることもあります

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「やればできるのに」

「本気を出せばできるよ」
お子さんに、こんなふうに声をかけることがあるかもしれません。
もちろん、責めたいわけではないと思います。
むしろ、
「あなたには力があるよ」

「まだできるよ」
と励ましたくて出てくる言葉ではないでしょうか。
ただ、お子さんが勉強につまずいていたり、自信をなくしていたりするときには、この言葉が少し違って聞こえてしまうことがあります。

① 「やればできる」は、励ましの言葉です
「やればできる」という言葉そのものが、悪いわけではありません。
親御さんとしては、
「できない子だとは思っていない」

「あなたなら大丈夫だと思っている」
という気持ちを伝えたいのだと思います。
その気持ちは、とても大切です。

ただ、子どもによっては、
「じゃあ、できないのは自分がやっていないからなんだ」

「頑張れない自分が悪いんだ」
と受け取ってしまうこともあります。

② できない理由が、「やっていないから」とは限りません
勉強が進まない理由は、ひとつではありません。
どこかでわからなくなっていることもあります。
勉強のやり方がわからないこともあります。
失敗するのが怖くて、手をつけられなくなっていることもあります。
何から始めればいいのかわからず、動けなくなっていることもあります。
ですから、
「やっていない」
ように見えても、その奥には別の理由があるかもしれません。

③ 「なぜやらないの?」より、「どこで止まっているんだろう?」
お子さんがなかなか勉強を始めないとき、
「なんでやらないの?」
と聞きたくなることもあると思います。
でも、少し見方を変えて、
「どこで止まっているんだろう?」
と考えてみてもいいかもしれません。
問題が難しすぎるのかもしれません。
何をすればいいのかわからないのかもしれません。
疲れているのかもしれません。
自信をなくしているのかもしれません。
「やる気がない」と決めてしまう前に、動けなくなっている理由を探してみることが大切です。

④ 「やればできる」より、「ここはできているね」
「やればできるよ」
と未来の可能性を伝えることも大切ですが、
「ここはできているね」

「前よりわかるようになったね」

「今日はここまで進めたね」
と、今できていることを見つけることも大切です。
小さな「できた」が積み重なると、
「もう少しやってみようかな」
という気持ちにつながることがあります。
自信は、大きな成功だけで生まれるものではありません。
小さな「できた」を、自分で感じられることも大切です。

まとめ
「やればできる」は、励ましたい気持ちから出てくる言葉です。
でも、お子さんが苦しくなっているときには、
「どうしてやらないんだろう」ではなく、
「どこで止まっているんだろう」
と考えてみる。
そして、
「やればできる」と伝えるだけでなく、
「どうしたらできそうか」を一緒に考える。
そんな関わり方が、力になることもあります。
もし、
「何が原因で勉強が止まっているのかわからない」

「声をかけても、なかなか動いてくれない」
というときは、お気軽にご相談ください。

(ではまた次回に。)

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