傾注

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コラム

前回の記事で、「傾注」という言葉を表現しました。
今回は、「傾注」について、少し書いてみたいと思います。

集中と傾注にどんな違いがあるのかを少し体験してみましょう。

目を閉じて、両足を揃えて立ってみてください。
その時点で、ふらつくようなら、すでに意識は傾注しています。

集中しているなら、ふらつかずに立っていられます。
そのままの状態(目を閉じて立つ)で両手を左右にまっすぐ開きます。

次に、そのままの状態でクルクルと回ってみてください。
回っている最中にふらつくようなら、意識は傾注しています。

ふらつくことなく回れるようなら集中できています。
次に、10回ほど回って止まり、目を開けてみてください。

ふらふらして立っていられないようなら、意識が傾注しています。
立って入られるが、景色が回って(右から左に流れる、もしくは、右から左に流れる)いるようでしたら、集中できています。

意識がしっかりと自分に在る状態を「集中」。
意識が自分から離れ散漫な状態を「傾注」。

私はそう定義しています。

どこかの対象に意識を集めるのは、集中でなく傾注。
傾注すると、他のものが見えなくなります。

「今、集中しようとしているから声をかけないで!」とよく聞きますが、それは、意識を傾注させるのを遮られるから言っているのです。

針に糸を通そうと、意識を傾注している時に、話しかけられると「ああ、もう!」となりますが、集中しているのであれば、針に糸を通しながら、会話もできます。

あ、そうそう。

前述しました、クルクル回るお話ですが、自分がクルクル回る(ふらふらする)人は、他人に振り回されやすく、景色がクルクル回る人は、他人に振り回され(影響を受け)にくいです。

さて、皆さんはどっち?


かゎら  


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