1. 構造がリノベ自由度を決める
「柱と梁」が荷重を受ける ラーメン構造 と、「壁そのもの」が耐力体になる 壁式構造。購入前に見抜ければ、あとで「この壁、抜けない!」という大失敗を防げます。
▼ラーメン構造の特徴
非耐力壁(コンクリートではない壁)は撤去しやすく間取り変更が自由。
コンクリートの壁は、建物の安全上必要な壁なので、壊せません。
柱・梁の出っ張りが残るのでデザイン工夫が必要
中高層マンションに多い。
低層のマンションでもラーメン構造の建物は多いです。
▼壁式構造の特徴
壁が荷重を支えるため大きな撤去は不可
室内がフラットで家具配置はしやすい
低層(5階前後)に多い。
団地は、壁式構造の場合が多いです。
2. 5つの見分け方
壁厚 – 100〜150 mmならラーメン、180 mm前後は壁式
高層になると壁厚も厚くなり、100mmの壁厚はあまりないため、壁式は200~250mmのことが多いです。
柱梁の出 – 室内に梁型や柱が見えるならラーメン
ノック音 – 空洞音=ラーメン、重い音=壁式
構造図の表記 – 「SRC・RC(ラーメン)」か「壁式・WRC」か
階数 – 7階以上はラーメンが一般的
3. 間取り変更可否の目安
壁を全面撤去したい → ラーメン◎ / 壁式×
開口を広げたい(ドア→アーチ等) → ラーメン○ / 壁式×
キッチン位置を動かしたい → 両構造とも可(配管勾配に注意)
PSの位置や動かしたい場所による。
壁式の方が難易度が高い。
スケルトン解体したい → ラーメン◎ / 壁式は床壁の一部残し
4. 法規・管理規約チェックポイント
標準管理規約 17条 ─ 主要構造部の形状変更は禁止
管理会社への工事申請 ─ 申請書式と提出タイミングを購入前に確認
5. 物件選びチェックシート(コピペOK)
構造区分を販売図面で確認
管理規約の「専有部分施工制限」を読む
構造図が入手できるか
工事申請フローと期間を管理会社にヒアリング
希望プランが壁式でも実現可能かプランナーに相談
次回予告(Week 3)
「動線最適化と収納設計」
回遊動線を生む間取りの鉄則と、ミリ単位でムダをなくす造作収納のコツをお届けします。お楽しみに!