病気の人に愛される悲劇

さよならしたくない

簡単ではない。

寝たきりになってしまう。

その前に車椅子。

それはもうすぐ。

彼と2人

千鳥足で飲み歩いた。

あちこち旅行に行って

喧嘩したり抱き合ったり。

きっと私の代わりがいる

自分でさえそれを受け入れられるかわからない

歩けない自分。

少しずつ腰が曲がってく。

愛し合ったの日から1週間

すごく優しかった彼だった。

電話に出なくなった。

神様

何もかも取り上げていく

あとどれくらい

彼が悩んでいるのはわかる

今日引っ越しの契約の日

家の近所に引っ越す予定

ヘルパーさん頼んで

1人で生きられるような準備をしなきゃ

そう思っている反面

きっと彼にもわかってる

別れている家族のもとに帰りたい

受け入れてもらえるとも限らない

わかってる

どんなことになっても1人できる準備を 

いやだ

1人なんて嫌だ