山田五郎さんの最後の授業はメメント・モリ

山田五郎さんの最後の授業はメメント・モリ

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コラム
   山田五郎さんの最後の「大人の教養講座」がユーチューブで公開されました。テーマは西洋美術におけるメメント・モリ(死を忘れるな)でした。
 鼻に医療用チューブを入れた五郎さんの授業はとてもわかりやすいものでした。
 西洋美術におけるメメント・モリはどくろなどのわかりやすい象徴だけではなく、砂時計、置時計、虫に食われた葉など様々な象徴が使われることがわかりました。
 授業が終わるとスタッフから「お体がつらそうだったので、今日はやらなくてもいいのではないかと思いましたが、やっていただけたのはどういうお気持ちだったのでしょうか」と問われると、五郎さんは「メメント・モリの対語はカルぺ・ディエム(今日の花を摘め)。今、摘まなくては明日は無理だ。今できることは今やる。そんなつもりで・・・」と答えられました。
 続けて「5年半みんなで作ってきたチャンネル・・・これでしばらくお休みすることになると思うな・・しばらくなのか、永遠なのかわからないけど、ひとまずこの5年間ありがとうございました」と感謝を述べました。
 とても、感動的な最期の授業でした。
 ところで、たまにスピリチュアルな人は生まれ変わりを信じているから、メメント・モリは関係ないでしょう、と言われることがありますが、それは違います。
 たとえ、生まれ変わるにしても、人生は大切に生きなくてはなりません。怠惰な気持ちや欲望に打ち勝つにはメメント・モリの気持ちは何よりも大切だと言えるでしょう。
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