ル―マニアは世界一の魔女王国

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コラム
 魔女がルーマニアでどれだけ身近なのかを理解するためには、2010年頃、世界中で話題になったルーマニアの「魔女法案」の話がわかりやすいだろう。
 「魔女法案」とは、ルーマニアにおいて、あまりにも魔女として稼いでいる人が多いために、魔女たちに課税することを目的に新設されようとした法律である。
  当時、「魔女法案」に反対する魔女たちの映像が世界中に流れ、現代においても魔女は多数存在していることが世界に知れ渡った。
  しかし、ルーマニア全国の魔女たちは国会議員を呪ったために、この法案は廃案になったという。
 この法案には大きなハードルがあった。特定の職業従事者に税金をかけるためには、その職業を国が認めなければならなかったのである。
  最終的に魔女が正式な職業として認められることはなかったが、そのかわり占星術師と数秘術師は正式な職業としてルーマニアで認められることになった。
 職業コード5161は占星術師、予言者を意味しており、占星術師、予言者とは占星術の実践、顧客の手のひらの特徴、プレイングカードの使用、その他技術を用い個人の人生における過去を記述し、未来の出来事を予言する、と規定されている。
  しかし、ヨーロッパにおいて魔女は魔女狩りによりほとんどが滅びてしまったのではないか、と思っている方も多いだろう。
 実はルーマニアにおいては大規模な魔女狩りが行われなかった歴史があるのである。だからこそ、ル―マニアでは大量の魔女の子孫たちが生き残ったのだ。
  ル―マニアの魔女のことを詳しく知りたい方は角悠介氏の近刊「呪文の言語学」がお薦めである。

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