整体・整骨院がGoogle広告を始める前に|症状名を並べる前に整理したい3つ

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ビジネス・マーケティング
整体院・整骨院の広告のご相談で、最初によく見るのがこの状態です。

キーワードに症状名がずらりと並んでいる。

「腰痛」「肩こり」「膝の痛み」「頭痛」「猫背」「産後骨盤」……。思いつく限りの症状を入れて、広告文には「あらゆるお悩みに対応」と書いてある。

気持ちは分かるのですが、この作り方だと、検索した人が「自分向けだ」と感じにくくなります。

この記事では、症状名を増やす前に整理しておきたい3つをお伝えします。

整理1:「誰の、どの状態」を狙うかを決める


同じ「腰痛」でも状態が違う

「腰痛」と検索する人の中には、次のような人が混ざっています。

・今日ぎっくり腰になった(今すぐ診てほしい)
・慢性的に痛い(どこかいい所を探している)
・自分で治したい(ストレッチの方法を調べている)
・病院に行くべきか迷っている(情報収集中)

このうち、来院につながるのは上の2つです。

3つ目の「自分で治したい」層は、いくらクリックされても来院しません。ここに広告費が流れると、クリックは多いのに予約が増えないという状態になります。

対策:除外キーワードを先に決める

配信を始める前に、次のような言葉を除外に入れておくと、無駄が減ります。

・自分で ・ストレッチ ・治し方 ・原因 ・とは
・求人 ・採用 ・アルバイト ・学校 ・資格
・保険 適用(※保険診療を扱わない場合)

「求人」系は特に重要です。 整体・整骨院は求人検索も多い業種で、これを入れておかないと応募希望者のクリックに費用が流れます。

整理2:施術方針が変わる症状は、まとめない


なぜ分けるのか

「腰痛」と「産後の骨盤ケア」では、次のすべてが変わります。

・来院する人の年齢・性別
・悩みの深さと緊急度
・説明したい内容
・料金プラン

それなのに同じ広告文・同じページに送ると、どちらの人にも刺さらない中間的な内容になります。

分ける基準

すべてを分ける必要はありません。次のどちらかに当てはまるものだけ分けてください。

1. 施術方針が明確に変わる(慢性痛と産後ケアなど)
2. 遷移先のページで説明する内容が変わる

逆に、「腰痛」「ぎっくり腰」「腰が痛い」のように同じ人が言い換えているだけのものは、まとめて構いません。

最初は2つまで

いきなり5つも6つも分けると、予算が細ってどれも成果が判断できません。

まずは、一番来てほしい症状を1つ。余裕があればもう1つ。この2つから始めてください。

整理3:予約の受け皿を決める


電話とネット予約、どちらが主か

整体・整骨院は、この判断が特に重要です。

・電話が中心の場合 … 施術中に出られないことが多い。取りこぼしが発生しやすい
・ネット予約が中心の場合 … 24時間受けられるが、予約システムが別ドメインだと計測が難しいことがある

多くの院では「両方ある」状態だと思います。 その場合、どちらを主軸にするかを決めておくと、広告の設計がぶれません。

施術中に電話が取れない問題

これは広告の設定では解決できません。次のような対応が現実的です。

・留守番電話に「◯時間以内に折り返します」と入れておく
・ネット予約への導線を分かりやすくする
・広告の配信時間を、電話に出られる時間帯へ寄せる

「広告を出したのに電話が繋がらなかった」という体験は、二度と戻ってこない機会です。

LINE予約を使っている場合

LINE公式アカウントで予約を受けている院も増えています。この場合、

・「友だち追加」をコンバージョンにするのか
・「実際に予約が入った」をコンバージョンにするのか

を決めておいてください。追加だけして予約しない人が一定数いるため、ここを分けないと数字が実態より良く見えます。

広告文で書くこと・書かないこと


書いた方がよいこと

・通いやすさ(駅から徒歩◯分、駐車場あり、夜◯時まで)
・初回の流れ(所要時間、当日の服装、初回料金)
・予約の取りやすさ(当日予約可、ネット予約24時間)

「技術力の高さ」より、「行きやすさ」の方が刺さることが多いです。初めての人は、施術の質を事前に判断できないためです。

表現に注意が必要なもの

ここは慎重にお伝えします。

治療効果や医療的な効能に関する表現は、媒体のポリシーとは別に、法令や業界のガイドラインによる規制があります。

・症状が「治る」「改善する」と断定する表現
・施術前後の写真の使い方
・体験談の扱い

該当する可能性がある場合は、所管の公式ガイドラインを確認してください。 私を含め、広告運用者は法律の専門家ではありません。判断に迷う表現は、専門家に確認することをおすすめします。

予算の目安の考え方


「いくらから始めればいいか」とよく聞かれます。金額を決める前に、この計算をしてください。

1人の新規顧客が、通算でいくらの売上になるか(生涯価値)
  × 問い合わせから来院する割合
  = 1件の問い合わせに出せる上限

整体・整骨院はリピートが前提の商売なので、初回料金だけで計算すると低く出すぎます。

たとえば、初回2,000円でも平均5回通うなら、1人あたり1万円以上の売上になります。この視点で計算すると、1件の問い合わせに数千円かけても合うという判断ができます。

確認チェックリスト


始める前に決める
・[ ] 一番来てほしい症状を1つ決めた
・[ ] 除外キーワード(自分で/求人/ストレッチ等)を用意した
・[ ] 予約の受け皿(電話/ネット/LINE)の主軸を決めた
・[ ] 1件の問い合わせに出せる上限を計算した

設定するとき
・[ ] 症状を分けるのは2つまでにした
・[ ] 配信地域を商圏(車や徒歩で来られる範囲)に合わせた
・[ ] 電話中心なら、出られる時間帯を確認した

広告文
・[ ] 通いやすさ・初回の流れを入れた
・[ ] 効能を断定する表現になっていないか確認した

よくある質問


Q. 症状名は多い方が、多くの人に届くのでは

届く範囲は広がりますが、1つあたりの予算が薄くなります。 少額予算のうちは、確実に来てほしい人に絞る方が結果的に成果が出やすいです。

Q. 「整体 ◯◯市」だけで十分ですか

始めるには十分です。まずそこで反応を見てから、症状名を足していく順番をおすすめします。

Q. 口コミサイトや予約サイトに出す方がいいですか

併用する考え方もあります。予約サイトは掲載料や送客手数料がかかる一方、集客の仕組みが整っています。自分で広告を回す方が、1件あたりのコストを自分で調整できます。 どちらが良いかは、手数料率と自院の状況によります。

まとめ:今日できること


1. 一番来てほしい症状を1つ決める
2. 除外キーワード(自分で/求人/ストレッチ)を書き出す
3. 予約の受け皿の主軸を決める
4. 1人あたりの生涯価値から、出せる上限を計算する

症状名を並べる前に、この4つを整理しておくと、同じ予算でも結果が変わります。

設定の手順が分からない、除外キーワードの決め方に自信がない、という場合は「初心者歓迎|Google広告の初期設定代行します」で、画面を共有しながら一緒に進めています。院の状況に合わせて、最初に決めるべき設定をご案内します。
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