Claude CodeなどのAIに、「自分はこういう仕事をしていて」「このプロジェクトの前提は」と、毎回同じ説明を入力し直していませんか?
実はこれ、AIの利用回数とコストを無駄に消費してしまっている可能性があります。今回は、この悩みを解決してくれる無料のメモアプリ「Obsidian(オブシディアン)」の使い方を、パソコンに詳しくない方にも分かるレベルまでかみ砕いてご紹介します。
「毎回説明」がコストを無駄にしている
まずは、なぜこの問題が起きるのか、その正体から見ていきましょう。
「メモが多すぎて探せない」「AIに毎回、前提を説明するのが疲れる。しかもコストもかかる」——こうした悩みは、バラバラになった知識を、点と点として繋げられていないことが原因です。この悩みは、「ノートアプリ」を使うことで解決できます。
▶ ここまでのポイント
AIとのやり取りのたびに同じ説明を繰り返しているなら、それは無駄な利用回数とコストを生んでいるサインです。
導入は一瞬。3ステップで準備完了
では、実際にObsidianを使い始めるための手順を見ていきましょう。
①公式サイト(obsidian.md)からダウンロードする
②言語選択で「日本語」を選び、再起動する
③「保管庫(Vault)」という、メモを保存するためのフォルダを新規作成する
この3ステップだけで準備は完了です。あとは、今日やったことのメモから気軽に書き始めてみましょう。
▶ この章のポイント
難しい設定は一切不要で、公式サイトからのダウンロードとフォルダ作成だけで、すぐに使い始められます。
メリット①:AIの使用量を劇的に節約できる
ここからは、Obsidianを使う具体的なメリットをご紹介します。まずは冒頭でお伝えした、AIとの関係についてです。
AIチャットに毎回「自分はこういう人間で、こういう仕事をしていて……」と説明するのは、利用回数とコストの無駄遣いです。Obsidianに自分の情報や仕事の前提をあらかじめ書きためておけば、AI(Claude Codeなど)がそのメモを直接読みに行ってくれるようになります。毎回の説明という余計なやり取りが減り、劇的なコストカットにつながるのです。
▶ この章のポイント
「毎回説明する」から「あらかじめ書いておいて読んでもらう」に発想を変えるだけで、AIの使用量は大きく削減できます。
メリット②:爆速で、しかも安全
もう一つの大きなメリットが、動作の速さと安全性です。
Obsidianのメモは、シンプルな「テキストファイル」として保存されるため、読み込みも検索も一瞬です。さらに、データはインターネット上(クラウド)ではなく、自分のパソコンの中(ローカル)に保存されます。そのため情報が漏れるリスクが極めて低く、アプリのサービスが終了してデータが消えてしまう心配もありません。
▶ この章のポイント
「速い」だけでなく「安全に、自分の手元に情報を残せる」という点も、Obsidianが選ばれる理由の一つです。
魔法のコマンド:3つの基本操作と最強の武器「双方向リンク」
具体的な使い方は、驚くほどシンプルです。
基本操作はたった3つだけです。「#」で見出しを作り、「-」で箇条書きを作り、「Ctrl(Macの場合はCmd)+N」で新しいメモを作成します。さらに、メモの中に『[[別のノート名]]』と書くだけで、ノート同士が自動的に結びつきます。これがObsidian最強の武器「双方向リンク」です。
▶ この章のポイント
「[[ ]]」で囲んで別のノート名を書くだけで繋がる——このシンプルな仕組みが、バラバラだった知識を「点と点」から「繋がった知識」に変えてくれます。
何を書けばいいか迷ったら、「デイリーノート」
「基本操作は分かったけど、実際に何を書けばいいの?」——そう感じる方も多いはずです。
書き方はとてもシンプルです。まずは「今日やったこと」から書いてみましょう。何を書けばいいか迷ったら、「デイリーノート」機能がおすすめです。ワンクリックで、今日の日付のノートを自動で作成してくれます。
▶ この章のポイント
最初から立派なメモを作ろうとせず、「今日あったこと」を気軽に書き留めることから始めれば十分です。
フォルダは、たった2つで十分
「きれいに整理しなきゃ」と気負う必要もありません。
最初から完璧な整理を目指す必要はありません。「Inbox(仮置き)」と「Note(整理済み)」という、たった2つのフォルダだけで十分です。まずは仮置きのInboxに気軽に書き込み、慣れてきたら整理済みのNoteに移していけばよいのです。
▶ この章のポイント
整理のルールを最初から作り込もうとすると挫折しやすいものです。「まず書く、あとで整理する」くらいの気軽さで始めましょう。
一生モノの「第二の脳」を、今日から育てよう
最後に、今回の内容をまとめます。
さあ、あなたの頭の中に眠る知識を解き放つ準備はできましたか?一生モノの「第二の脳」を、今日から育てていきましょう。
皆さまは、AIとの毎回のやり取りに、無駄な説明や時間をかけていないでしょうか。この機会に、知識を「書きためる」習慣を始めてみてください。
AI時代の思想教育
AIをより賢く、効率的に使いこなすためには、AI自身の性能だけでなく、私たちがどう情報を整理し、AIに渡すかという工夫が欠かせません。Obsidianのような仕組みを使いこなす力は、AI時代を生き抜く実践的な思考の土台となります。
株式会社リリオールでは、AI時代における思考のあり方を軸にした1on1サポートを行っています。
© 2026 生産性カウンセラー® 前川 勇 / 株式会社リリオール
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