今週は日経平均株価が2.88%(810.18円)減で昨年末比プラス4.75%まで後退し、ベンチマーク20銘柄平均株価も4.57ポイントの大幅反落となり、昨年末比でプラス1.72%まで大幅後退しました。
一方、システム平均成績は2.11ポイントの大幅反発となり、年初来成績はプラス1.83%まで急伸しました。全ての系列でプラスとなり、特に逆張り系は4.10ポイントの大幅反発となりました。
ここにきて、ようやくベンチマークを上回りましたが、まだ日経平均株価には届いていません。
チャートを見ると、順張り系が再び下げ止まりの兆しを見せ、他の系列は年初来最大増減率を更新しました。特に、母数の大きいオシレータ系が大きく上向いたことで、全体平均の上昇に寄与しました。
一方、ベンチマーク20銘柄平均株価の急落ぶりが目を引きます。
個々の銘柄毎に見ると、全20銘柄の内7割の14銘柄が、先週末比プラスになっています。ベンチマーク銘柄のプラスはわずか2割の4銘柄に留まりました。
特に三井化学が株価3.36%減に対してシステム10.51%増、住友ゴム工業が株価11.20%減に対してシステム11.34%増、三菱自動車が株価15.10%減に対してシステム3.97%増となっています。
日経平均株価は週間で大きく下落しましたが、クレディ・スイスの経営不安などもあり、週末時点の日経平均先物は大幅下落となっています。
週明け以降の日本市場は、またしても大幅続落となる可能性があります。
直近には急峻な下降トレンド8が発生し、下落圧力を醸し出しています。来週も下落基調が続くようだと、3月末には26千円前後まで達するかもしれません。
その後は、中期上昇トレンド1~3を意識して、下げ止まりの傾向が強まるのではないかと考えます。
ドル円は、欧米の金融不安が強く意識されて、円高傾向で推移しています。FRBによる利上げ再加速観察の後退により、円安圧力は弱まってきているようです。
将来的な円売りよりも、目先の円買いということかもしれません。
さて、今年のシステム運用銘柄についてですが、今回は6752パナソニックについてご紹介します。この銘柄を用いたシステムは2019年10月18日に設計し、以降、仮想運用を継続しています。最適パラメータは、なんと17年近くに渡って安定しています。
次図は、同銘柄のVWAP正システムの資産カーブです。
今年に入ってこれまでの収益率は、複利で-13.87%と苦戦しています。一方、株価は4.19%の上昇となっています。
売りで10%近いマイナスになっているのに加え、最近の株価下落により買いでもマイナスに転じています。
平均リターンは15.15%とけして大きくはなく、ここ1年ほどで急激に資産残高を減らしています。
その影響は、複利で見るとよく分かり、直近ドローダウンは30%近くに達しています。
次図に、このシステムを複利運用した場合の資産推移を示します。資産残高は、起点日以降30年弱で27倍ほどになっていますが、最大資産残高39倍ほどから大きく減少しています。
このシステムは、30%を超えるドローダウンが過去に何度もあり、ドローダウン期間も最大で4年を超えることがありました。
ただ、全体的には資産残高は右肩上がりであり、最適パラメータの継続期間が示すように、何よりもシステムの安定性に関しては特筆すべきものがあります。
次図に示す累計損益チャートを見ると、株価水準はここ30年ほどでわずかな下落となっていますが、累計損益は直線的に積み上がっています。
買いと売りとがほぼ同水準となっており、比較的バランスよく機能していることが分かります。
このシステムは、買いと売りとが相補的になる傾向が強かったのですが、直近においては共に下落傾向にあることがやや気掛かりです。
もっとも、2007年末から2008年半ばに掛けても同様の傾向がありましたが、1年を待たずに解消しています。
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