今週は日経平均株価が0.59%(161.52円)の続伸となり、ベンチマーク20銘柄平均株価は0.37ポイントの反発となりました。
一方、システム平均成績は0.28ポイントの続伸となり、年初来成績はプラス0.97%に増加しました。順張り系は大きく値を崩しましたが、それ以外がマイナスをカバーしています。
日経平均株価はここまで、昨年末比6.04%の大幅上昇となっており、システム及びベンチマーク銘柄は大幅な出遅れとなっています。
今後、この差が縮まって追い着き追い越すかどうか、システムの真価が問われます。
個々の銘柄毎に見ると、決算発表を受けて株価が急落した6753シャープの影響が顕著です。しかも、急落した日の大引けで売りドテンシグナルが出たことで、その後の株価回復基調が裏目に出てしまっています。
シャープ1システムだけで、全体成績を0.79ポイントほど下げています。
システムはシャープを除けば、先週に引き続き全体的に上昇基調にあります。特に4183三井化学の躍進が目覚ましく、シャープの損失をヘッジしています。
一方、株価推移は8002丸紅を除いて下落基調が続いています。丸紅はシャープと入れ替わるように、急激に値を伸ばしてきています。
日経平均株価は、28千円の節目に向かって着実に値を戻しています。このペースが続くと、来週中までには同水準を突破するかもしれません。
ただ、直近トレンドラインは順次下落基調を強めています。28千円に到達する前に下落に転じる可能性もありそうです。
ドル円は、ここにきて下げ止まりの兆しが鮮明になってきました。直近に上昇トレンド5が発生し、中期上昇トレンド2のレンジ内に押し戻しています。
下降トレンド1の勢力が弱まり、上昇トレンド2に逆転されるようになれば、ドル円はそれに沿って緩やかな上昇基調に転じるかもしれません。
さて、今年のシステム運用銘柄についてですが、今回は4183三井化学についてご紹介します。この銘柄を用いたシステムは2020年2月28日に設計し、以降、仮想運用を継続しています。最適パラメータは10年超に渡って不変です。
次図は、同銘柄の回帰逆張りシステムの資産カーブです。
今年に入ってこれまでの収益率は、複利で26.76%と絶好調です。年間期待収益率(年率リターン)は15.44%であり、すでにそれを大きく上回っています。
平均リターンは21.22%ですが、過去の推移を見ると、数年に渡って平均リターンを上回る傾向があるため、一概にオーバーパフォームとは言えません。。
このシステムを複利運用した場合の資産推移は、次図のようになります。
直近の累積損益率は70倍近くですが、大きいと言うほどではありません。これは、過去に比較的長い停滞期間があるためです。
しかし、ここ2年余りでは2.7倍近くになっており、急激に資産を増加させていることが分かります。
一方、次図に示す単株運用時の資産カーブを見ると、2007年始めから2014年末までの8年間で、資産(損益累計)がほとんど増減していません。
これが上述した停滞期間の一つに相当します。
この間、株価水準は大きく変化していますが、本システムではほとんど収益機会になっていなかったことになります。
この傾向は、単株ほど明確ではありませんが、単利でも確認できます。
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