ハズレがあるから当たりが嬉しい

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コラム

おはようございます。




人って歳を重ねるごとに恋愛の仕方も変わっていきますよね。



小学生のとき、中高校生のとき、高校生のとき、大学生のとき。





大人になってからも、30代40代と年齢が変わるごとに恋愛の仕方も少しずつ変化していきます。


というよりも、変わっていくのが恋愛の楽しさともいえます(^^)






ただ最近は、変わっていく楽しさが理解できないという人が増えたのかもしれないと思うようになりました。









好きなら好きと言ってほしい。

会いたいなら会いたいと言ってほしい。




これはたしかに当たり前な感情なのかもしれません。









けれど実際、みんながみんなそんな正直に生きていたら、恋愛はもっとつまらないものになるんじゃないのかなとも思うんです。





「会いたいから会いに来た」「きゃー嬉しい」



みんなこういうのを求めがちです。




とにかく簡略化させたいんです。無駄を省きたいんです。








「たまたまこっちに用事があったから・・・」

「ついでにちょっと寄ってみた、ついでだよついで」




こういうのはいらないって思うんです。







会いたいなら会いたいって言え!と思うんですよね。





その気持ちはよく分かります(^^)




けれどこういうのも許容できないカチカチ頭では、いつまでたっても大人な恋愛は出来ないんじゃないかなとも思ってしまうんです。













「会いたいから会いに来たよ!」とか、会うたびいつも「好き好き!」と言い合う関係って、別に幼稚園児でもできるものなんですよね。





正直にやっていきたいけど、でもそれがなかなかうまく出来ない。

そこにロマンスって生まれる気がするんです(^^)








建前を持ってきたり素直になれなかったり、それが伝わらなくてすれ違って傷ついたりする。




それが全部ムダだとは、私は思いません。







そりゃ傷つかずに済むならってだれでも思うものですけどね(笑)

私も思います。






けどハズレなしの全部が当たりのくじ引きなんて、楽しいのは最初だけです。





すぐに飽きてやらなくなります。






ハズレがあるから、当たりがきた時嬉しくなるんです。





無駄とも思える時間があるから、濃密な時間がかけがえのないものになるんです。














言葉遊びとか、じゃれ合いとか、そういうの全てが無駄だと切り捨てて、「恋愛には愛の囁きだけで十分!」と言っていられるのも最初だけ。






甘い言葉しかない恋愛はすぐに飽きが来ます。



そして成長も出来なくなります。








感情と直接的な極めて分かりやすい言葉だけで恋愛をしていると、表現力はどんどん落ちていきますし、冗談が冗談で通じないカチカチ人間になってしまいます。







昔の人だって「好き」という一言をこねくり回して伝え合っていますしね(笑)




そういう "遊び" が、恋愛には必要だと私は思います(^^)













「たまたまこっちに用事があって、ついでに寄ってみただけだから」といわれて「だったら別に来なくていいし!」というのは成長できていないおこちゃまです。




「ついでに寄ってみただけだから」といわれて「へー、ついでね。まぁそういうことにしといたげる(笑)」と切り返せるのが大人です。






この無駄とも思えるやり取りが楽しいと思えるのが大人な恋愛だと私は思います(^^)




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