隷属への道の解説書 渡部昇一氏著「ハイエク-マルクス主義を殺した哲人」(本) 

記事
コラム
 渡部昇一先生の本を読んでいると、「ハイエク」という言葉がたくさん出てくるので気になって調べました。ハイエク氏はノーベル経済学賞を受賞した経済学者で、渡部昇一先生とも親交がありました。ハイエク氏にはケインズか、ハイエクかという論争があったようです。以下、本書を紹介します。ハイエクに関する本は、たくさんありますが、渡部昇一先生の解説本は一読の価値ありです。直接親交があり、ハイエク氏のことを誰よりも理解していたと思われるからです。

書名:ハイエク――マルクス主義を殺した哲人
著者:渡部昇一
出版社:PHP研究所
発売日:1999年01月28日
税込価格:1,572円(本体価格1,429円)

内容
 閉塞感漂う日本の突破口とは何か。英国の危機を救ったサッチャー革命の教科書、ハイエクの自由主義論に日本の活路を見出す。
日本経済は今未曾有の大不況の真最中にある。しかし、英国も米国もかつては今の日本と同じような状況に苦しんでいた。それを打破したのがサッチャー・レーガン革命である。徹底した規制緩和と減税で経済活力を取り戻したのだ。そしてその「自由競争主義」に基づく経済構造が世界の大きな流れになっている。
 本書では、そのバイブルとなるハイエクの『隷属への道』を繙きながら、「自由主義』経済の精神を解読する。
 内容は「『自由』は『民主』を凌駕する」「『競争』と『規制』の中庸は難しい」「『統制』と『保護』は発展を阻害する」「『法』の確立が強い経済を生む」「『お金』の自由こそが幸福の源」「『私有財産』の肯定が活力をつくる」「『福祉国家』という甘い罠」「文明の発達は『伝統の力』から」などの切り口で、これからの社会のあり方を説き明かす。
 「安い税金」と「規制なき自由競争」が日本経済復活への条件と喝破する、深い警世の書。

(商品の説明)
メディア掲載レビューほか
現代に通じるハイエクの自由主義思想をわかりやすく紹介。名著『隷属への道』のエッセンス
ハイエクは,1974年にノーベル賞を受賞した20世紀を代表する経済学者の一人だが,政治哲学,思想面でも大きな業績を残した。国家による計画や市場への介入を排する徹底した自由主義の立場に立ち,社会主義やケインズ主義に対抗したほか,近年も英国のサッチャー,米国のレーガン政権の思想的基礎をなした。本書は,1944年出版の代表著作『隷属への道』を一章ごとに読み解く形で,ハイエク思想とその現代的意義をわかりやすく解説したものだ。『隷属への道』は,著者によれば20世紀後半にマルクス主義の影響から人類を解き放ち,ソ連を崩壊させた理論的根拠となった歴史的著作である。
ハイエクの基本的考えは,各個人の天性・性向の発現こそ最も尊敬されるべきであり,その自由な行動が経済的繁栄の原動力となるという,徹底した自由主義,市場重視にある。そうした考えから,当時欧州を覆ったファシズムだけでなく,社会主義政策も経済の統制を図る点で同根と批判した。
今日に適用すれば 課税による所得再分配や福祉国家制度も社会主義的政策であり,人間の自由,経済発展を損なうものとして否定される。現代日本において行政改革,規制緩和,税制,社会保障改革など構造改革のあり方を考える際,ハイエクのラディカルな思想は改革推進派の1つの後ろ盾となろう。
著者も指摘するハイエクのもう1つの特徴は,徹底した自由主義だけでなく,自由主義から離反する危険を警告した点にある。人間には一面で計画化を望む本性があり,自由主義経済で要求が満たされないと,逆にそれをのろうようになる。そこに高まいな理想を掲げた少数者による支配が忍び寄る。

原著によらず,警世の書ともいえる『隷属への道』のエッセンスを世に紹介することに本書の意義がある。 (日本経済研究センター 研究開発部長 金子 雄一)
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-- ブックレビュー社

内容(「MARC」データベースより)
経済学をはるかに超えて、思想的・哲学的にも大きな影響力をもった「現代の古典」ハイエク。サッチャー前イギリス首相のバイブルとも言われた「隷属への道」を読み解き、日本に活力を呼び戻す方策を考える。

(感想)
ハイエク氏は、故渡部昇一先生の経済学の師であるように感じました。
減税や相続税をゼロにするという考えは、ハイエク氏の思想・哲学を受け継いでいるのかもしれません。
「隷属への道」は、ハイエク氏の著名な本ですが、渡部昇一先生の解説を読んで、「隷属への道」を読むと、理解が深まるかもしれません。
ウィキペディアの「隷属への道」と「フリードリヒ・ハイエク」は参考になります。このハイエクの理論によれば、ソ連崩壊と同様に中国共産党支配の終焉も示唆していたのかもしれません。日本および日本国民は、売国奴と低能に騙されていたのかも?
拡散してください。

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