ノーベル賞でも間違いがあります。スウェーデンのノーベル賞委員会の委員が、日本の大学で講演されたとき、講演会に参加して講演を聴講しました。
過去にノーベル賞を与えたのは間違いだったというものが何件かあったそうです。ノーベル賞を受賞しても後に間違いだったというものが存在します。
たぶん、自然科学系のノーベル賞ではないかと思われます。
その委員は、どのノーベル賞が該当するかは話されませんでした。
そして、その委員は、「一度与えたノーベル賞は、間違いであっても剥奪はしない。」とおっしゃっていました。
もしかすると、後にこのノーベル賞は間違いだったというものが現れるかも知れません。その後の検証が重要です。
講演会において、私は質問しました。「世界初の研究成果を達成した研究者が亡くなっても、ノーベル賞は受賞できますか?」
その委員は、「研究チームの中心メンバーが亡くなったときは、ノーベル賞を与えない。」と話されました。
また、東大安田講堂で、ノーベル賞生理学賞受賞者のジェームズ・ワトソン氏の講演を聴講する機会がありました。
その講演において、会場からの「ノーベル賞はどうしたら取れますか?」という質問に対し、ワトソン氏は「大学院生時代に、土日無しで5年間研究に没頭すれば、取れるかもしれない。」とおっしゃっていました。
日本の大学院生にそのような研究環境を与えているでしょうか?
知識偏重の偏差値教育からは、ノーベル賞は生まれないような気がします。
偏差値の高い人ではなく、科学オリンピックの優勝者に対して、研究者を希望する場合、自由な研究環境を与えても良いのではないかと思います。
若い研究者に投資をしないで、リターンは得られません。
無審査で、科学オリンピックの優勝者に未来を託す研究プロジェクトがあっても良いのではと考えます。