デザイナー日本旅館を考える

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コラム
全国的に赤字が多い経営が多いといわれている「日本旅館」の再生はいかにすべきかを考えながら図書館で見つけた本「旅館再生」桐山英樹著を読んだり
実際各地の旅館に泊まったりしながら色々問題を発見し課題らしきものを見たりして得たものを整理し
内容に関していくつか列記してみたい。
原理原則に立ち帰る事・・・旅館の定義を今一度見直してみようということで一体何が問題だったのかを時系列、歴史的背景を鑑みながら指摘する。
1.日本旅館とは本来、宿側が来てもらいたい顧客を選び、そのために経営者が信ずる「魅力の優先順位」をつけて、それに合ったゲストを求めるものだった。これに比してホテルは、幅広い層の顧客を対象に宿泊させ滞在中に発生する様々なサービスを確実に実行していく事で「高い評価」を得る。
 ※問題のひとつとしてホテル化してしまった事によって提供できるサービスの限界があるという事で嫌だったら他の旅館に泊まってもらえばいいという基本スタンスである。
 現在の日本旅館の衰退は本来「宿屋」であるべきところ「質」を忘れ「量」を優先してホテル化したことに原因があると、筆者である桐山氏は述べている。
2.目指すべき方向・・・本来の日本旅館に立ち戻れ。それは旅館の主人と女将が豊かなホスピタリティをもって顧客を迎え小規模な状態で家族的黄なサービスを提供することによって、客の信頼を獲得していくしかない。すなわち
原点回帰である。
3.日本観光の活性化・・・このテーマに関しては星野リゾートの星野社長の談がこの本に掲載されている。それは日本の地域文化を正統に進化させることだという。まず観光大国になる条件として次の点を挙げている ①国の知名度
②交通インフラ ③治が今後安 これらの条件はことごとく世界のトップクラスであって観光立国としてのポテンシャルはかなりのものである。
 これらを踏まえて星野は活性化のヒントとして次の四つの点を視野に入れている 
 ① 日本の働き盛りの人々は、滞在型をのぞんでいる。彼らは日常生活に追われており、若い世代の人々こそ温泉旅館にいってゆっくりしたリラクゼーションを楽しみたいという趣向をもつ。日本旅館がその彼らをどう癒すかが課題となる。
 ② 団塊世代が今後ね次々と引退していくが、60代、70代は活動を求めるアクティブシニアと呼ばれる行動派だ。彼らのニーズは、休養ではない。その理由はリタイア後、毎日、家でリラックスしているためリゾート地に行けば何か行動したいと考えるからである。
 登山であったり史跡巡りであったりバードウォッチングであったりと・・このニーズに対して旅館がどう対応するか、どうガイドするか課題である。
 ③ 海外からの客・・・彼らが求めている者は「日本らしさ」である。
イメージとしては「富士山と雪と温泉」だという、この中にヒントがありそれは各地方の文化提案でもある。「職人の国」でもあり「建築物」などもその範疇に入るだろう・・・注 私の得意先であるある旅館は、地域の名所旧跡をイラストにして「旅手帖」となづけお客様に販売している
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④ そして四番目に挙げているのは日本の地域文化の「正統進化」である
星野はこれが「旅館再生」の前提であり、日本の観光地や地方にとって非常に大事なことだという。
 地域の観光資源、土地ならではの食べ物、行事、○○といったらここだよねといった特色の披露など地域の魅力はあるはずだが、あくまでも正統的な進化というのがポイントで、「保守的」であっても現代風のアレンジも考慮したいところである。
 アピールの仕方に関しては現代風にSNSを駆使したプロモーションになると思います。
 本日は「春の日差しで甲羅干し」という題の挿絵 👇
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