気持ち一つで人生は変えられます
看護師として25年。
自宅で暮らす高齢者の方に、訪問をして10年。
年齢を重ねてもイキイキと暮らす方と不平や不満ばかり訴えながら暮らす方がいらっしゃいます。
日常の不満を消化しきれず、他人に怒りをぶつけるしか出来ない人。
気持ちが落ち込み、ふさぎ込んで寝込んでしまう人。
その状況が短期間で改善できればいいのですが、長引くと生活に支障が生じてしまいます。
残念なのは周囲の人も離れてしまうこと…。
そうなるとますます状況は悪化します。
その背景には色々な事情もありますが、その違いは何か?
それは、感情をコントロールできているかどうかでした。
毎日の生活の中で完全にストレスをなくすことはむずかしい。
何か嫌なことがあれば、感情が波立つのは自然なことです。
ただ、上手く手放さないでいると感情に支配され、生きる目標さえ見失うことも。
訪問先で時折、人生の点数を聞いてみるのですが、100点満点と答えた人はたった一人。
いつも笑顔で感謝の気持ちを忘れない、素敵な90歳の女性です。
悩みのない、恵まれた人生であったわけでは決してありません。
物事の受け止め方、人としての在り方、自分軸を持って意思決定できているかどうか。
そんな風な姿勢を彼女から感じました。
人生100年時代と言いますが、そのうち元気で暮らせる年齢まであと何年でしょう。
いつか迎える旅立ちの前に「自分の人生は100点だった」と笑顔で答える人を増やしたい、そう願っています。