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書評:『アダルト・チルドレン 実践編』(信田さよ子著、三五館)

「アダルト・チルドレン」実践篇―家族に潜むコントロール・ドラマ   信田 さよ子」(2001年2月9日初版、三五館)親子の関係性について学びたくて手に取りました。アダルト・チルドレンという言葉はかなり前から知っていましたが、どのような定義なのかちゃんと調べたことがなかったので。入口はアダルト・チルドレンへの関心でしたが、書籍の内容は進むにつれてどんどん広がって行きました。最終的には「自己再生」について、広く深く語られていました。1.アダルト・チルドレンとはアダルト・チルドレンとは、本来は親がアルコール依存症である人で、親の依存症のために正常な親子関係を築くことが出来ず、親子役割が逆転してしまっている人のこと、とのことです。しかし書籍では、アルコール依存にとどまらず、自分の空虚さを埋めるために子供を利用して子どもの中に入りこんできた親(特に母親)、そうした親と融合し自分の価値が分からなくなって苦しんでいる人について語られています。アダルト・チルドレンとは、病名ではありません。ので、誰かに「あなたはアダルト・チルドレンです」と判断してもらうものではない、と信田氏はおっしゃっています。自分はアダルト・チルドレンなのだ、と思うなら、そうなのだ、そうです。そして、自認することで楽になれるなら、それでよいのだ、ともおっしゃっています。2.親子関係は起因親子関係はアダルト・チルドレンに限らず、発達理論や精神分析などでも原因として取り上げられることが多いです。私はそれに対して常々疑問に思っていました。確かに親との関係が拗れたために大人になってもその影響から逃れられず苦しんでいる人はたくさんいま
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