甘える力 -頼れない大人へー
周囲を見渡すと、頑張っていない人のほうが少ないです。
妻として、夫として、親として、会社員として。老親を支える子として。他にももっとたくさん。
山ほどの「役割」を抱える中で、頑張らないわけにはいかない毎日ですよね。
そうした人は「甘える力」が弱い傾向があります。
甘える、とは何でしょうか。
1.「甘え」とは①かわいがってもらおうとして、まとわりついたり物をねだったりする。甘ったれる。「子供が親に―・える」②相手の好意に遠慮なくよりかかる。また、なれ親しんでわがままに振る舞う。甘ったれる。「お言葉に―・えてお借りします」
のような意味があります。子どもなどが誰かに何かをやってもらったり、本当なら自分が出来ることを他人にお願いするような状況です。悪いこと、とまでは言わないけれど、大人としてはあまり好ましい状態ではない、という印象ですね。
2.主体性のグラデーション「甘える」⇔「甘えない」の状態には、「主体性」のグラデーションがあるのでは、と思います。
主体性20:依存する…自分でやろう、という気持ちがほとんどない状態ですね。ただ、「こうなったらいいなあ」くらいの意思はあります。
主体性50:頼る…こうなったらいいな、という希望はあるものの、自分は「従」です。出来ればあまり動きたくないけど、お手伝いならやるよ、くらい。
主体性100:甘える…方向性は自分でしっかり持っています。一人で全部やるには気力や体力が不十分な状態で、それでもやらなければいけないときに「手伝うよ」と言ってくれた人に対して自分の代理をお願いする状態です。
お願いしていますが、自分が出来ない行動を補ってもらうだけなの
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