未経験の僕が仕事を辞めて学習塾を開校する話その2
塾長の情熱さて,個人の学習塾を開校するのに,いちばん大事なのは「塾長の情熱」です。教育の理念や理想型たるゴールイメージがわいていないようなら,これはもう一番最初に,一丁目一番地として想い描くことが必要です。
十分な時間を掛けて考えて欲しいと思います。
なんでかというと,目指すゴールは,地図ではなくてコンパスの役割を果たしてくれるからです。学習塾開校に限った話ではなくて,すべての行動,プロジェクトに通じます。
最も必要なのは地図ではなく,コンパス。
これホント大事。地図というのは,どこになにがあるのかという位置関係や道順を調べたり,付近の状況を知ることができるので,超便利というか,正直なくてはならないものです。
ロードマップをもって,プロジェクトは現在地,進捗具合,次にすべき行動などを把握します。
一方で,やはり「現実」は現地にいってみて初めて理解できるものですから,地図とは案外異なる点が多いものです。細かいところは行ってみないとわかんないんですね。現実を体感しながら,プロジェクトは都度修正をしていくのですが,そのとき,地図の不確かさと目の前の現実の光景を比較しつつこれから進むべき道を探っているそのとき,我々の視点はもっともな大事な「目的」を見失ってしまうことが本当に少なくないのですね。
これがちまたでよく見かける「目的」と「手段」が入れ替わる原理です。
そんなときに必要なのは,目的を見失わない「常に正しい方向性」を示すものがコンパスです。目的というのは,プロジェクトにとって根幹ですからこれが変わることはありません。
反面,地図に描かれている目標地点は,地図が誤っていたり,実は地
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