未経験の僕が仕事を辞めて学習塾を開校する話その2

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塾長の情熱


さて,
個人の学習塾を開校するのに,いちばん大事なのは「塾長の情熱」です。教育の理念や理想型たるゴールイメージがわいていないようなら,これはもう一番最初に,一丁目一番地として想い描くことが必要です。

十分な時間を掛けて考えて欲しいと思います。

なんでかというと,目指すゴールは,地図ではなくてコンパスの役割を果たしてくれるからです。

学習塾開校に限った話ではなくて,すべての行動,プロジェクトに通じます。
最も必要なのは地図ではなく,コンパス。
これホント大事。




地図というのは,どこになにがあるのかという位置関係や道順を調べたり,付近の状況を知ることができるので,超便利というか,正直なくてはならないものです。

ロードマップをもって,プロジェクトは現在地,進捗具合,次にすべき行動などを把握します。

一方で,やはり「現実」は現地にいってみて初めて理解できるものですから,地図とは案外異なる点が多いものです。細かいところは行ってみないとわかんないんですね。現実を体感しながら,プロジェクトは都度修正をしていくのですが,そのとき,地図の不確かさと目の前の現実の光景を比較しつつこれから進むべき道を探っているそのとき,我々の視点はもっともな大事な「目的」を見失ってしまうことが本当に少なくないのですね。


これがちまたでよく見かける「目的」と「手段」が入れ替わる原理です。

そんなときに必要なのは,目的を見失わない「常に正しい方向性」を示すものがコンパスです。目的というのは,プロジェクトにとって根幹ですからこれが変わることはありません。

反面,地図に描かれている目標地点は,地図が誤っていたり,実は地図には描かれていない「工事」が行われていたり,行ってみたら天候不良で通れない道なんかもありますから,いつでも必要に応じて変更してもよいものです。
目標は,都度検討しながら,修正しながら,最終ゴールに到達するための通過点として置いていけばOKです。





しかし目的が変わるのなら,プロジェクトそのものを新たに起こす必要があります。

それがこと個人の学習塾を開校するというプロジェクトについては,塾長の情熱を絵にしたゴールイメージということになりましょう。


僕の学習塾のコンセプトは
「自分の未来を自分で描く子どもたちを育む」です。


自分の未来を自分で描くこと,僕は40年以上生きてきて,これ以上に重要な能力はないと感じています。これを子どもたちが意識してくれれば,僕の学習塾はそれで成功と言えると思っています。

たくさんの子どもたちの中に,ひとりでも多くこういうことを考えながら人生を過ごしていってくれたらいいなと思っています。

これはすなわち主体性を育むということにも繋がっています。

主体性ってなんだろうなーと考える子どもたちが増えれば,きっと社会は良くなります。世界は良くなります。僕の住む街はきっと笑顔と活気であふれ,やがて日本を元気にしてくれるでしょう。


それが僕の社会貢献と考えています。


《その3へ続く》

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