雑な人には無理。完璧が求められる、公務員という仕事。
タイトルにこう書くと「ホンマかいな?」と突っ込まれそうですが、民間会社は利益追求のために目標を設定し、それをどれだけ達成出来るかが問われるのに対し、公務員という仕事は仕事の結果に80%は有りません。どんな仕事を任されても100%完了しなければクビか左遷ですが、公務員試験は大学受験よりも難関なので、合格した人はそのプレッシャーに負けずどんな仕事でもこなせるのです。 異動は3年から5年毎に有りますが、その度に全然違う仕事に変わります。異動するとまたゼロから新しい仕事を全部覚えます。法律に基づく仕事なので自由に考えてやれる部分は少なそうですが、同じ結果をいかに効率的に完了するかの工夫をしたければいくらでも出来るという創造的な部分も大いに有ります。頭脳労働が得意で、不真面目な人がいないのが公務員の職場です。(真面目過ぎるが故に、仕事で追い詰められて自殺したり、本物のうつ病(怠け病とは違う)になる人もいますが。) 話を地方上級公務員試験に絞って書くと、受験科目は法律や経済はもちろん、高校の全科目の基本問題程度、それに推理力や常識も問われるので、合格した人は公務を100%完了できる能力を備えた優秀な人材ばかりです。 よく勘違いされるのが、上級公務員は大学を出なければなれないと思われがちですが、高卒でも受験可能で、実際に高卒で上級試験に受かった人も同僚にいましたし、私は大卒ですが文学部卒で法律も経済も全部独学で勉強しました。逆に、法学部や経済学部を出ていても、公務員試験用の勉強をしていない人は絶対に合格出来ません。 役所に入ってから驚いたのは、職員のおそらく2~3割は民間企業の経験者だった
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