家に帰ってから、思い出してしまう看護師さんへ
今でこそ、家に帰ってからやることは、そんなに多くない。一人で暮らしているから、自分のことをすればいいだけ。でも、子育て真っ最中の頃は、そうじゃなかった。病院を出た瞬間から、仕事モードから家庭モードに、頭を切り替える。子どものこと、家族のこと。息つく間もなく、次の役割が始まる。全部が終わって、やっと椅子に座ったとき。その瞬間に、ふっと浮かんでくる。「あ、あれ書くの忘れてた」「申し送り、ちゃんと伝えたっけ」業務中に、「あとで言おう」「これは大丈夫やろ」って思ったこと。そのときは、ほんの少しの余裕というか、根拠のない自信みたいなものがあって、先に進む。でも、業務に追われて、帰る時間が近づいて、頭が少しずつ家庭モードに切り替わっていくと、そのことは、静かに忘れられていく。一日が本当に終わった頃に、わーっと思い出す。よっぽどのことなら病棟に連絡する。でも、「言うべきかな」「言わんほうがいいかな」って、迷うこともある。夜勤メンバー、誰やろ。当直の先生、誰やったかな。仲のいいスタッフが夜勤やったら、ちょっとLINEしてみようかって思って、既読になるかどうかを、やたら気にしたりする。実際のところ、たいていのことは、なんとかなっている。それでも、「やっとけばよかった」「夜勤に余計な仕事を増やしてしまったかな」そんな責任感や、罪悪感が、後から追いかけてくる。次の日、出勤したら、夜勤メンバーを見つけて、一目散に「ごめん、あれ大丈夫やった?」って聞きに行っていた自分がいた。きっと、こういう気持ちを抱えたことのある看護師さん、少なくないんじゃないかな。忙しさの中で、その場を回すことを優先して、自分の気持
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