絶対書くべき!『あとがき』が本の価値を左右する
原稿が仕上がったあとに、著者が直面する難関
自分史にせよ、オリジナル物語小説にせよ、本の完成を喜んでいる著者にとって、最後の難関が待っていることがよくあります。
それは「あとがき」の執筆です。
最初から最後まで一生懸命に書き進めた本の原稿がようやく完成し、ホッと一息つきたいところですが、意外と多くの著者がこの「あとがき」の部分で頭を悩ませることになります。
何を書いていいか分からないから書こうとしない人、なんだか照れ臭くって書けない人、様々です。
なぜ「あとがき」はそれほどまでに難しいのでしょうか? そして、「あとがき」が本の価値を左右するとは、いったいどういうことなのでしょうか。
1. 「あとがき」の役割とは?
まず理解しておくべきは、あとがきが本の内容と切り離せない重要な役割を果たしているということです。読者は、本編を読み終わった後に必ず最後の部分として「あとがき」に触れることになります。そのため、「あとがき」は本全体の締めくくりであり、読者が本をどう受け取るか、どう感じるかに大きな影響を与える部分です。
例えば、自伝や自分史の場合、著者が自らの歩みをどのように総括するかで、読者の心に残る印象が全く異なります。自分の経験や知見をどのように伝え、どのようなメッセージを届けるか。その微細な表現の差が、読者に強い印象を与えることもあります。
2. 読者との「最後の対話」
「あとがき」は、物語の登場人物や出来事に関する直接的な説明ではなく、著者が読者と最後に交わす「対話」の場でもあります。この「対話」によって、読者は本全体の印象を強化することができ、物語やテーマの奥深さに気づくこと
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