スーパーの品出しも、パチンコ屋のトイレ掃除も──誰も見ていない時間が、私を支えてくれた。
離婚してから、私は朝5時に起き、会社に行く前の2〜3時間、アルバイトをしていました。スーパーの品出し、パチンコ屋や運送会社の掃除。子どもたちは自分で起きて学校へ行ってくれたので、その間に私は黙々と働きました。掃除のバイトは4〜5人でローテーション。今日はトイレ掃除、明日は床磨き、と決められた作業を淡々とこなす日々。スーパーの品出しは、お菓子の列、飲料の列と担当が割り振られ、ひたすら並べ続ける。会話する暇もなく、無心で手を動かせるその時間は、私にとってむしろありがたかったのです。新商品を棚に並べるのはちょっとした楽しみでした。掃除の仕事も、汚れた場所がピカピカになっていくと、まるで自分の心まで整理されていくようで、「やり切った」という感覚が心地よかった。あの頃の私は、きっと誰よりも不安定で、迷いながら必死に生きていました。それでも、誰も見ていない場所で黙々と働く時間が、確かに私を支えてくれていたのです。「傷ついた日々も、すべて猫と私の宝物。」今、私は猫と共に暮らしています。たくさんの仕事を経験し、離婚という大きな転機も経て、ようやく「自分を愛する」ということを学び始めました。美容師として、人の髪に触れながら心にも触れてきた日々。介護士として、高齢者の方々の人生に寄り添い、命の重みと温もりを学んだ時間。精神科病院では、言葉にならない痛みに向き合いながら、小さな希望を見つける力を育んだ経験。どの仕事にも、涙と笑いがありました。そして、その一つひとつが「私らしさ」を形づくる大切なピースになったのです。そして、そっと寄り添ってくれたのは猫でした。人生に疲れたとき、心が折れそうなとき、何も
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