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中小企業経営のための情報発信ブログ368:上司と部下のすれ違いが起きたときこそ対話のチャンス

今日もブログをご覧いただきありがとうございます。またしても、対話の話ですが、対話や雑談の重要性は何度語っても語り尽くせません。職場に活気がない、新しいアイデアが生まれない、職場がギスギスしている、忙しいのに数字が上がらない、病欠・離職者が多いなど、組織が硬直化し閉塞感が漂っている状況は「組織の慢性疾患」と呼ばれ、その対処法として「対話」が重要性です。 ここでの「対話」の方法は、4人1組で行う「2on2」という対話方式です。表面的な問題の裏にある真の問題を明らかにし、改善を図る画期的な方法だと言われています。1on1は、上司が部下の成長を対話を通じて支援するものですが、2on2は、今ある困ったことや日々モヤモヤしながら問題だと感じていることに、他者の視点を加えることで解決するものです。 2on2で重要なことは、「人はそれぞれの『ナラティブ(捉え方の枠組み、物語)』がある」ということです。見ている景色が違えば考え方が違うのは当然ですし、人それぞれ様々な歴史があるわけで、そういう前提を意識するだけで、人との関係をよりよくしていくことができます。 また、自分も問題の一部であると認識することも大切です。何か問題があれば誰かのせいにしたくなりますが、自分もその問題の真っただ中にいてその一部になっているのだと認識すれば、問題の対処法も自ら違ってくるはずです。 問題や課題がある場合、どうしても物事を単純化して対処の方法や解決策を考えようとしてしまいます。物事を単純化すれば、その場は対処できるように思えますが、実際には何らの解決になっていないことが多いのです。問題の単純化を避け、物事を具体的に考
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中小企業経営のための情報発信ブログ347:組織の慢性疾患を改善する「対話」

今日もブログをご覧いただきありがとうございます。これまで何度も対話や雑談、コミュニケーションの重要性について書いていますが、今日も同じような内容で、すみません。 コロナ禍で、リモートワークで上司と部下との対話も十分に行えず、お互いのもやもやが最高潮に達しているのが現状でしょう。経営層からは数字のプレッチャーを受け、部下に対してはより細かいマネジメントをしようとしてもリモートワークで思い通りにならず、肉体的にも精神的にも疲弊しているマネジャーは多いと思います。しかし、リモートワークはアフターコロナでも働き方改革の一環として一定程度定着するように思います。先日書いたハイブリッド型が主流になるでしょう。職場に活気がない、会議をしても発言が出ない、職場がギスギスしている、忙しいのに数字が上がらない、病欠が増えている、離職者が多い・・・経営学者の宇田川元一氏は、これらを「組織の慢性疾患」と呼んでいます。こうした「組織の慢性疾患」を改善する方法は何か、宇田川氏は「対話」であると言います。 「組織の慢性疾患」を改善するための有効な方法論である「対話」とは、単に問題解決を目指すのではなく、さまざまな視点・角度から眺めることを通じて、より良い組織の状態を作る道筋を見つけるための方法論です。 「生きた対話」つまり「意味を生み出す対話」というのは、お互いの暗黙知を共有して形式知化することが狙いです。個人が蓄積した暗黙知を組織全体の形式知をして共有することが対話の目的です。一橋大学名誉教授の野中郁次郎氏も、「知識経営のすすめ」「知識創造企業」といった著書の中で、暗黙知と形式知のサイクルを作ることが企業
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中小企業経営に役立つ情報発信ブログ42:組織の慢性疾患

今日もブログをご覧いただきありがとうございます。今日は、「組織の慢性疾患を改善する方法」について書いていきます。1.組織の慢性疾患 職場がギスギスしている、仕事のミスが多い、忙しいのに数字が上がらない、病欠が増えている、離職者が多い、こうした状況を埼玉大学大学院人文社会科学研究科准教授の宇田川元一氏は「組織の慢性疾患」と呼んでいます。こうした「組織の慢性疾患」を改善する方法として「対話」の重要性が指摘されています。「暗黙知を共有し形式知化する」ために対話が重要な意味を持つことは言うまでもありません。  コロナ禍でリモートワークが長期化し、上司と部下の「モヤモヤ」が最高潮に達し、お互い分かり合えない状況が続き、職場に活気がない、新しいアイデアが生まれないといった組織の硬直化や閉塞感が漂う企業が増えてきています。この大きな要因は「対話」の欠如です。こうした状況を打破するには、何よりも「対話」が必要です。  しかし、問題を単純化して、解決策を探るだけでは何も解決できません。「本当の問題はどこにあるのか」「問題の本質は何か」ということが対話の前提としてなければなりません。この混迷する時代においては、問題自身が明確ではありません。これまでのように解決策を見つければいいというものではなくなっているのです。まずは「問題は何か」「問題の本質は何処にあるのか」を明確にしなければ解決策を探ることも出来ないのです。「問題解決力」ではなくその前に「問題発見力」が重要なのです。 組織にはびこる慢性疾患はちょこっと手を加えれば解決できるというような安易なものではなく、じっくりと考えながら時間をかけて行うも
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