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1度だけやってきたサンタクロース

11月ですが、街にはイルミネーションやクリスマスの可愛らしいアイテムが沢山並んでいて、クリスマスを感じる季節ですね。それをみて、あなたはどんな風に感じますか?楽しい、暖かい思い出が浮かんできますか?それとも少し悲しくなりますか?今日は私の小さい頃のお話です。ちょっと悲しいお話なんですけど、クリスマスの華やぐ季節が来る度に、何だか自分だけ置いていかれているような、少し苦しいような、寂しいお気持ちが湧いてくる方に届いたらいいな、と思って書いています。辛いお話が苦手な方は、ここでそっと戻るのボタンを押してくださいね。サンタクロースからプレゼントがもらえたのは、人生で一度きりでした。アライグマのぬいぐるみをもらって、とても嬉しくて嬉しくて、クリスマスの思い出はろくなものがないけれど、あの日の朝だけは違っていて、私は幸せでした。私は大事に思うあまり、アライグマのぬいぐるみを温めようと、石油ストーブの前に置きました。当然、一瞬でぬいぐるみの毛がチリチリになってしいました。私は、怖くて悲しくて泣きました。家族は笑っていました。どうしたらいい?と聞くと、ブラシを渡されて『これでといていたら治るよ』と言われました。家族は笑っていました。その後サンタは一度も来ませんでした。これは罰なんだと思いました。小学生になってから、クリスマスの後に終業式があったので、クリスマスの日、クラスメイト達は届いたプレゼントの話ばかりしていて、私は普通に嘘をついていました。『私はね、〇〇をもらったんだ♪』毎年、毎年。これが私のクリスマスの思い出です。クリスマスが辛いと感じるあなたへ頑張ったねぇ、辛かったねぇ(*´ー`*
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