たとえ〇がなくても...
★たとえ〇がなくても...
このお話は、
私が自衛官時代
幹部候補生学校という
入隊してから9か月間
幹部として教育を受ける
研修所に入っていた時の話です。
★幹部候補生学校とは
幹部になるための研修所(^^)
九州にある
幹部候補生学校では
起きてから寝るまでの生活動作から
実弾を撃つ訓練や
100キロ徒歩行進や
武装障害走など
肉体や精神を追い込む教育を行います。
それは
20代から50代までの
自分の部下になる隊員を
引っ張っていける幹部になるためです。
期間は9か月間ですが、
正直きついものでした(T_T)
★何やってもダメな私
もう限界の極致まで追い込まれました(>_<)
走ってはビリに近い
射撃をすれば当たらない
体力はないから、朝から他人とは別メニューで
訓練を受けなければいけないドベ(>_<)
秒単位で生きなければいけない24時間で
一つ一つが遅いから
自分の休む時間はどんどん削られていく
それを毎日繰り返していました。
もう自衛官として「自分は失格だ!」
と考えるようになっていました。
そんな落ち込んでいた時
「たとえ〇がなくても」というお話に
出会いました。
★「たとえ〇がなくても」のヒーローの話これは、明治にロシアと日本が戦った
日露戦争でのある一人の兵隊さんのお話しです。ある戦場での真っ暗な夜
電気なんかなく
星明りを頼りに
いつ落ちるかわからない
道なきデコボコ道を
目を凝らして歩きます。
明日の攻撃のためと
部下の体力を確認するため
ある若い将校が陣地の仲間を激励して
暗闇の中を
敵にばれないように
シーンして
寒々と静まり返
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