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中小企業経営のための情報発信ブログ300:経営はデザインそのものである

今日もブログをご覧いただきありがとうございます。さて、今日は、博報堂コンサルティング著「経営はデザインそのものである」(ダイヤモンド社)を紹介します。 近年、デザイン思考というものが経営において注目されてきています。デザイン思考というのは「デザインに必要な思考方法や手法を利用してビジネス上の問題を解決するための考え方」のことです。 特許庁もデザイン経営を推進しています。「デザイン経営」というのは、デザインの力をブランドの構築やイノベーションの創出に活用する経営手法で、その本質は、人(ユーザー)を中心に考えることで、根本的な課題を発見し、これまでの発想にとらわれない、それでいて実現可能な解決策を、柔軟に反復・改善を繰り返しながら生み出すことと言われています。 ここのところ流行ってきているデザイン思考、デザイン経営の先駆けと言っていい本が本書「経営はデザインそのものである」です。持続可能な成長を続ける会社には共通するポイントがあった、それがデザインだということです。本書は、良品計画社長金井政明氏、スマイルズ社長遠山正道氏と言う経営の最前線の声を交えながら経営にデザインを導入するための実践的方法が説明されています。 まず、本書では、共感を得て、指示される企業が持続的な成長を実現するとして、生活者から共感が得られるビジョンを策定し、様々な企業活動に落とし込んだ3社の例が紹介されています。その3社とは、ユニリーバ、トヨタ自動車、王子ネピアの3社です。この3社に共通していることは ①ビジョンが生活者と共有可能な3つの視点(経済性・文化性・社会性)を有していること ➁そのビジョンを具現化する
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中小企業経営のための情報発信ブログ26:デザイン経営

今日もブログをご覧いただきありがとうございます。今日は「デザイン経営」「デザイン思考」について書きます。デザインを科学における思考方法をしてとらえる見方は1969年のハーバード・サイモン著「デザインの科学」に見られ、1987年のピーター・ロー著「デザインの思考過程」で「デザイン思考」という言葉が使われました。2000年代に入ってデザイン思考に関する関心が高まり、デザインを重視した職場を生み出しイノベーションを促進する方法が多くのビジネス書で取り上げられるようになりました。 このところ、「デザイン経営」や「デザイン思考」という言葉がブームになっています。「デザイン経営」とは、デザインを活用した経営手法のことで、ここでいう「デザイン」とは「『企業が大切にしている価値、それを実現しようとする意志を表現する営み』に基づいてブランドを構築し、『顧客の潜在的なニーズをもとに既存事業に縛られず、事業化を構想する営み』を通じてイノベーションにつなげていくこと」と言われています。 「デザイン思考」は、文字通り、デザイナー的に物事を考えること、「生活者がどのような行動をとり、どのような考え方をし、どのような感情を示すかを詳細に観察し、時にはインタビューを行うことでニーズを把握し、そのあとで簡単なスケッチを描いてニーズに合致するかを検証し、求められていることが明確になるまでこの作業を繰り返すこと」、つまり「顧客のニーズを起点にして問題解決を図る思考方法」です。 1.社会技術としてのデザイン思考  新しい仕事のやり方は時として目覚ましい改善につながります。1980年代に製造業界で広まったTQM(総合的
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