「好かれていたい、嫌われたくないという理由から相手の要求を断れない人」へ
タイトルの内容について、大切にしている知人からの相談を受けていた際に、自分や他の人にも当てはまるな、と思い考えてみたことを書いてみます。自分に過度な要求をしてくる相手がいる場合、その人はあなたのことが好きなのではなく、要求に応えてくれることに「利用価値を感じているから」してきている可能性があります。要求が多い人、図々しい人、遠慮がなさ過ぎる人には、このタイプが多いと思います。
そういう相手に対して要求を飲み続けることは、本当の意味で「相手に好かれる」ことにはなりません。「利用価値がある」ことをさらに実感させるだけです。
そうすると、要求を飲む理由であったはずの、あなたが相手に「好かれていたい」という本来の目的は果たせていないことになります。
例えると、「誰にでもお金をたくさんくれる人」がいたら、その人にはたくさんの人が寄ってくるかもしれません。その人は、「自分が好かれている」と認識すべきでしょうか?その人が途中で急に「これからは(この先ずっと)お金はあげられない」と言ったとしたら、それで離れていく人と、離れていかない人に分かれます。
前者は主に利用価値で近づいていた人、後者はそうでない人、と言えるかも知れません。
つまり、相手の要求を断ってみて初めて、相手が自分をどう思っていたかを知ることができます。
それでも離れていかない人は、利用価値の有無にかかわらず、あなた自身のこともきちんと見てくれている人ではないでしょうか。繰り返しになりますが、前者のタイプの人に優しくしても、「その人に好かれたい」という本来の目的は叶えられません。
では、好かれるまでは望まなくても、「嫌われない」こ
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