チアミン(ビタミンB1)
チアミン(ビタミンB1)は、グルコース産生に大きく関与する必須ビタミンです。
健康的な食事では一般的な欠乏はなく、健康な被験者に服用した場合は限られた恩恵がありますが、高血糖やアルコール中毒の場合、このビタミンの必要性が劇的に増加します。
チアミン摂取は、通常、高血糖や高アルコール摂取のようにチアミンが不足していると考えられる場合には、100〜300mgなどのRDA上の用量で行われます。
この用量でチアミンを使用する場合、タイミングはそれほど重要ではなく、いずれかの用量を朝または複数回摂取することができます。チアミンは食事とともに吸収するために摂取する必要はありません。
翻訳記事があまりにも少ないので追記
ビタミンB1 :化学名チアミン
欠乏症:脚気、ウェルニッケ脳症
過剰症:なし
推奨量:男性1.3〜1.4(mg/日)
女性1.1(mg/日)
糖質を体内で水と二酸化炭素に分解する過程でエネルギーが作られます。ビタミンB1はこの糖質代謝に深く関わっています。ビタミンB1は体内に吸収された後、リン酸と結合し、ほとんどは補酵素型のチアミンピロリン酸(TPP)となります。解糖系と言われる代謝経路でやTCAサイクルなどの代謝経路で補酵素として働くのです。
糖質からエネルギーを産生するには、代謝経路の中で補酵素となるTPP(ビタミンB1補酵素型)が多量に必要です。一方、脂肪酸からアセチルCoAを生成する経路では、TPPを必要としません。つまり、糖質を多量に摂取するとビタミンB1の必要性は多くなりますが、脂肪を多く摂取すればビタミンB1は少なくてすみます。これをビタミンB1の節約作用といい
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