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今日の絵:七夕12

別に、七夕だからって会いたいとかはないんだけど、会いたいっていう人の気持ちはわかる。こんな公共の場の短冊で、堂々と「好きな人に会いたい」って言えるこの人は、すごいなあと思ったりもする。連絡くらいしてみようかなあ。今夜。忙しくないといいな。向こうも同じ気持ちだといい。
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今日の絵:七夕11

「天の川の生態系を守ろう」だなんて、先進星の偉い人は言っているらしい。だけど、僕の住んでる田舎では、まだまだきれいな水にたくさんの星や宇宙船が住んでいるし、絶滅危惧種らしいという探査機も悠々と彷徨ってる。彼らのいう「生態系を守る」っていうのは、安全っていう秩序だ。スペースデブリはもちろん危険だけど、僕らはそれもふくめて「自然」だと思ってるんだ。どうだろう。この考え方は遅れた田舎の思考なのかな?それじゃダメなんだろうか?
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今日の絵:七夕10

庭園に流れるお飾り程度の川の岸辺で私とあのお方は、ずっと互いを見つめ続けておりました。ほんの小さな橋ですら渡れないのは、理由があります。ただ踏み出せばいいだけなのに、常識や良識が邪魔をしているのです。かささぎの渡せる橋ならば、きっと踏み出せるのでしょう。あるいは夢の通い路ならば。
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今日の絵:七夕09

かささぎの渡せる橋は、わたしが作っているのよと、天の川を悠々と泳ぎながら、彼女は言いました。彼女の姿は絶えず揺れては煌めき、ひとときもじっとしていない蜃気楼のようでした。私が彼女に出会ったのは、7月4日の昼過ぎでした。私はそのとき、すでにわかっていたのです。彼女は私を変えるだろう。向こう岸に連れていくのではない。向こう岸に渡れる自分になる、そのきっかけをくれるのだろう。私の予感は、よく当たるのです。
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今日の絵:七夕08

これは星の夜露です。これで墨を溶いて短尺に願いを書こうと思い、手近な器にとりました。すると器に星空がやどって、きらきらと光を放ちます。それがあんまりにもきれいなので、私はその夜露を墨で染めるのが惜しくなってきました。この美しい水を何に使えばいいだろう。私は家じゅうを歩きまわりました。そうしたら見つけました。それは小さな鏡でした。昔とある雑貨屋さんで見つけて、一目惚れした手鏡です。初めこそ気に入って使っていましたが、いつしか忘れ去られて、部屋の端に放り出されていました。ああ、私はいつから、私を見つめることを忘れていたのだろう。薄汚れた鏡をきれいにするなら、この夜露こそがふさわしい。そう思いました。器に指をいれて、夜露を一滴、すくいとりました。指の先はきらきらと濡れました。そっと鏡の表面を拭うと、鏡は深く透明にかがやきはじめました。星の夜露は、鏡に染み通って、鏡の向こうの世界をうすく彩ります。小さな鏡を覗き込むと、向こうの世界に、私の瞳が見えました。それは夜と朝のあいだの色をしていました。そうして、星のひかりをたたえて、いつまでもちかちか輝くのでした。
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今日の絵:七夕07

天の川で染めた糸を織った布で作ったワンピースで歩く。自分で作った服で歩く織姫は、天の川も歩いて渡れるような気がしている。
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今日の絵:七夕06

朝にぴったり あまのがわ牛乳天の川は英語でミルキーウェイと言いますが、これはギリシア神話のヘラクレスとヘラの神話に関連しています。彦星が牛飼いというのは偶然なのかもしれませんが、なんだか関連性を感じますね。
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今日の絵:七夕05

100年に一度織姫と彦星が出会うことができるらしい。織姫は遠くから戻ってくるらしい。この伝説は人類が地上にいた頃は少し違うものだったらしい。
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今日の絵:七夕04

天帝政府願事処理事務局七夕特別局。私は願事ってのはこんなふうに脳内で処理されるイメージを持ってる。願いは良いも悪いも関係なく叶ってしまうものだけれど、それはこれくらいオートマティックだからでしょう。思考に気をつけねばならない。ただし、溜め込むのはいけないですから、その加減はいつも悩みどころですよね。
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今日の絵:七夕01

今日からいろんなイメージで七夕を描いてみようと思います。七夕チャレンジです。画像はフリー素材にしますので、欲しい場合はコメントなどでおっしゃってくださいね。差し上げます。
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