若く見えることがそれほど大事か
昨日、テレビで「広告大賞」なる番組を見ていました。昨年度のテレビその他の媒体でのCMに賞を与えるといった内容ですね。賞なんていっても、大企業の間で持ち回りするだけで、いつもの公正・公平なんて欠片もないやつです。それはいいんですが、その中で紹介していたかなり昔のCMに当時の人気タレントが出ていました。それをMCやゲストが、何かというと「彼女は全然変わってないね」と褒めそやすわけです。本人が出演しているわけではないので、まったくのお世辞とも思えません。しかし、何度も「変わっていない」と称賛するのを聞いていると、歳を取って変わることが悪いことだといっているような気がしてきました。そんなつもりはないというでしょうが、「変わっていない」ことが称賛されるのなら、「変わってしまった」人間は駄目だということになりませんか。私自身に関していえば、歳なりの老け方だと思っています。若く見えないし、特別に年老いた顔をしているわけではない(本人談)。もちろん、若く見えるような努力は一切していません。しかし、かなり前から、いわゆる美魔女がもてはやされ、できるだけ若く見せようと必死の努力をする高年齢の女性が増えているようです。まあ、女性はいいでしょう。いつまでも美しくありたいという気持ちは理解できます。あまり必死になって、無理をし過ぎるのはどうかと思いますが。しかし、男性にも若作りに血まなこになる人がいるんですね。これが私にはまったくわからない。若く見えても仕方がないでしょう。上に書いたような、変わらないことを称賛する世間的な声に引きずられているのでしょうか。また、若くいたいと思うことで、元気を保てるという
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