なぜ私は家計・住まい・働き方の相談をしているのか
私は現在、住宅購入支援や家計相談、保険相談、そして働き方やキャリアに関する相談を行っています。宅建士やFPの資格を持っているから。不動産業界で働いてきたから。もちろんそれも理由の一つですが、実はもっと根本的な理由があります。私には、どうしても忘れられない家族の経験があります。私は4人家族で育ちました。父、母、兄、そして私。母は専業主婦でした。しかし、私が5歳の時、父がすい臓がんの末期と診断され、そのまま他界しました。突然、一家の大黒柱を失ったのです。残された母は、慣れない仕事を始めました。昼はスーパー、家では内職。早朝はパン屋、夜中は冷凍食品工場。私が中学生になる頃には、文字通り朝から晩まで働き続けていました。子どもながらに、「母はいつ寝ているんだろう?」と思った記憶があります。それでも母は弱音を吐かず、私たち兄弟を育ててくれました。ところが、私が大学へ進学する直前、母がくも膜下出血で倒れます。大手術でした。幸いにも回復し、再び働けるまでになりました。そして私たち兄弟も無事に大学を卒業し、社会人になることができました。これで一安心。……かと思ったら、人生はなかなかそう簡単ではありません。私が28歳の頃に母は再び、くも膜下出血を発症しました。二度目の大手術です。正直、家族としてはかなり不安でしたが無事に手術は成功しました。そんなある日、病室で眠っていた母が目を覚ましたそうです。きっかけは兄の娘、つまり孫の「ばあば!」という声でした。そして目覚めた母の第一声。「死んでたまるか(笑)」でした。いやいや、もっと感動的なセリフあるでしょ(笑)。と家族全員が思ったはずです。でも、その言葉こ
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