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くだらない面子や見栄と本当のプライドとの違い

今日はプライドを取り上げます。 ウクライナ危機について書いているうちに何度か頭に浮かんだからです。 プライドという言葉を良く聞きますが、皆さんはどんな時に使いますか? 私が聞くのはたとえば女に金を払わせるのは男のプライドが傷つくとか、間違っても自分から謝るのはプライドが許さないとか、そんな話ばかりです。 しかし、言わせていただけば、こんなのはプライドとは何の関係もない下らない見栄です。 「貧相な頭脳が頑固な偏見をもって決定すること、それが見栄であり、愚者に必ずつきまとう悪徳でもある」という言葉もあります。 たしかに人間には面子や意地が必要でしょう。 もちろん、男性だけではありません。 女性にもです。 しかし、意地があるのなら最後まで貫かなければ意味がない。 命をかける覚悟がないと。 具体的な例を上げましょう。 かなり前のことですが、橋田信介さんというカメラマンがイラクで殉職したことがあります。 その時、夫人は、訃報を前に毅然とした態度で「夫は覚悟していた。本望だったと思う」と語りました。 橋田氏の行動を批判することはたやすいでしょう。 しかし、氏には覚悟があったのではないでしょうか。 そして、この覚悟はプライドが支えていたのだと思います。 それに対して他人が言うべきことは何もありません。 もう一つ例を上げます。 ある小説家のエッセイに書かれていた医師の話です。 この医師は当初は1年間の予定で人口8000人の村に赴任します。 勿論医者は彼一人。 この村は結核がはびこっており、半分以上が健康保険にも入っていないという劣悪な状況でした。 彼は村人を見捨てることができず、そのまま42年
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【「ノベライズ太陽にほえろ!」を読んで】

 一昨日、南港ポートタウンの実家を訪れ、  最寄り駅隣接のショッピングセンターに  立寄り、二階の書店で「太陽にほえろ!」  の小説を見つけ、思わず買ってしまった。 ────────────────────  「太陽にほえろ!」の小説本は、昔発売  されており、小中学校の頃、日曜日には、  泉大津の南海本線北助松駅から自転車で  一駅手前の高石駅まで出かけて、駅前の  西友二階の書店で立ち読みをしたものだ。  そのような懐かしい昔を思い出しながら、  久しぶりに心理学や自殺支援以外の本を  疲れた頭と心休めに読ませていただいた。 ────────────────────  今回の小説本は、マカロニ刑事篇5話・  ジーパン刑事篇6話。それぞれの登場・  退場(殉職)を含めた傑作選なのである。  全11話中、私が最も印象深かったのは  マカロニ刑事篇「時限爆弾街に消える」。 ────────────────────  ある朝、マカロニを名指しで、「爆弾を  二つ仕掛けた。一つは正午、もう一つは  午後六時に爆発する」と若い男から電話  がかかってくる。一つ目の爆弾は無人の  ボートに仕掛けられており、川で爆発!  野次馬に混じって様子を確認に来ていた  犯人はそこで逮捕されるが、マカロニを  名指しした理由や二つ目の爆弾の場所を  言おうとしない。だが、マカロニが自分  を覚えていないと知ると、「俺はお前の  ために一生を棒に振った。謝れ」と憎悪  をむき出しにしてくる。実は、この犯人、  数年前に「凄く良い条件」の大事な就職  試験に遅れそうになって走っているのを  マカロニに泥
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