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【どうせおいらは… 認知の歪み⑨】

 メンタルヘルス不調の人が悪循環に陥る  ネガティブな思考の癖にアプローチする  認知再構成法とは、過度にネガティブな  気分・感情や不適応的行動と結びついた  認知(自動的な思考やイメージ)を同定  して様々な視点からその認知を検討する  ことによって代わりとなる新たな認知を  自分で再構成するための技法なのである。  認知の構造としては、ある特定の場面に  おいて、瞬間的にオートマチックに頭に  浮かぶ考えやイメージ(自動思考)には、  妥当なものと「妥当でないもの、或いは、  部分的にしか妥当ではないもの(否定的  自動思考=認知の歪み)」があるもので、  この「認知の歪み」について話をしたい。  第9回目となる今日は「過度の一般化」。 ────────────────────  「過度の一般化」とは、現状をはるかに  超えて大雑把で否定的に一般化して結論  を出す。「彼奴はいつもそうだ」「前に  そうだったから、今回もそうに違いない」  という考え方のことで、1度の体験から、  その体験を一般化してしまうというもの。  私だと、「面接やロールプレイの場では、  いつも緊張してミスしたり実力を出せず  にいるから今回も絶対そうに違いない」。  こんな気持ちでいるから本当にそうなる。  過日の自殺防止対策電話相談員の試験の  ロールプレイが良い例だ。全く情けない。 ────────────────────  童話なら、「狼が来た!」の嘘つき少年。  「彼奴はいつもそんな嘘を言う」「前に  そうだったから、今回もそうに違いない」  と本当に狼に襲われた時に誰にも助けて  もら
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【抱き締め合い・殴り合い】

 「他者の存在を認知している」、つまり、  「あなたがそこにいることを私は知って  います」、という意味の「ストローク」。  3種類の「ストローク」で肌を触れ合う  のが、「身体的ストローク」なのである。 ────────────────────  肯定的な肌の触れ合いには、抱きしめる、  撫でる、等、否定的な肌の触れ合いには、  叩く、殴る、等がある。恋人と抱き合う  のも、嫌な相手と殴り合うのも「身体的  ストローク」だ。好いていようが嫌って  いようが、「相手の存在を認知している」  ことに何ら変わりはない。ただ、現在は、  何かと言うと暴力だと騒ぎになり、昔で  言うところの「教育的指導」もできない。  だから、心理カウンセラー養成学校でも、  「身体的ストローク」を教えてはいるが、  否定的な「身体的ストローク」の実行は  不可能ではないかと疑問を呈したものだ。 ────────────────────  私自身、親しい友人から悩みを聴かされ、  感情移入するようなことがあると、その  相手が愛しく思えてきて、抱き締めたく  なることがある。かと思えば、思い出す  度に、殴ってやりたい、法律が許すなら  殺してやりたいくらいに思うほど憎んで  いる相手もいる。しかしながら、前者は  セクハラと言われかねず、後者は犯罪だ。  故に、どちらの「身体的ストローク」も  実行できない。そしてストレスが溜まる。 ────────────────────  人間、ストロークに飢えると心が荒れる。  私自身、過去に職場で存在を認知されて  いなかった時には、職場内の良くないと  思
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